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白神山地・蟶山登山


山域山名:白神山地・蟶山(青森県)
期  日:2008年10月26日(日)~29日(水)
参 加 者:CL大島 川辺、高野、八木、栗原、逸見、高橋、堀(計8名)

行動記録

10/26
 熊谷(21:05)=大宮(22:11)=奥羽本線東能代駅(7:48)

 駅に着くと高崎線は踏切事故のためダイヤが乱れていた。集合場所である大宮駅に集まり、夜行寝台特急(あけぼの)に乗車した。ガッタン、ガシャン、と列車の軋む音に悩まされながら奥羽本線東能代駅へと向かう。

10/27
 五能線東能代駅(7:55)=白神岳登山口駅(9:02/9:13)=登山口駐車場(10:00/10:05)
 →登山口(10:15)→二分岐(10:55/11:07)→最後の水場(11:48/11:58)→蟶山分岐(12:40)
 →蟶山山頂841.1m(12:45)→蟶山分岐(12:50/昼食/13:00)=駐車場(16:00)
 →アオーネ白神<ガイドハウス白神荘>(16:40)→サンタランド白神(17:20)

 東能代駅で五能線に乗り換え、白神岳登山口へと…車窓から日本海が見渡せ、移りゆく景色の中、樹幹にからみついた蔓草が紅く萌え緑に映えて美しい。

 先ずは、白神岳登山口駅(無人)から歩き始める。線路を横切り、国道101号線を少し南下すると登山口の道標があり、舗装路(日野林道)を直進する。アオーネ白神(ガイドハウス白神山荘)の脇を通る。あたりは杉林で路地には花の盛りを惜しむかのように、ナデシコ、アザミ、紺碧色した鮮やかなツリガネニンジン等がところどころに咲いている。間もなく右折し進むと、数十台も駐車できそうな広場と休憩棟、トイレが完備されている。その建物の裏側が白神岳登山口となっている。

 薄暗い登山道はブナ、ミズナラ、ヒバの混成林となり、ゆるやかに木造階段を登るとやがて木立の隙間から低い山肌が見えてくる。二股分岐点で休んでいると二股コースから下山した登山者が「道は崩壊が多く危険である」と…。目的は白神岳登山であったが、秋の日没は早い。又五能線の列車の本数も少なく、17時、19時の半ば台のみ。時間もないので白神岳途中の蟶山までと決めていた。

 コースの左を登る途中の山肌から水が落ち、落葉で覆れた山道は滑り易い。注意しながら歩く。

 落葉の始つた樹林の中、一際みずみずしく緑が目立つ。両面シダ、十文字シダだ。特色を学びながら最後の水場に辿る。しばらく進むと山道は左に折れ、ジグザグの急登となる。一度傾斜がゆるむ。待望のブナの木も少なく残念に想う。もう一度登ると蟶山分岐となる。5分ほどで山頂に着く。視界はなく、なおガスが湧き始めた。急いで分岐まで下る。

 湯を沸かし昼食を用意する間もなく、雨が降り出し雨具を着る。帰登は注意しながら下山した。いつの間にか雨はやんでいる。駐車場に着くとサンタランド白神の車が駐車し、他の登山者を待っていた。交渉し、白神岳登山口駅に迎えに来ていただくことになった。電車の時間を気にすることなく下山する。アオーネ白神荘で高野先生、八木さんは二股分岐まで登ったとのこと休んでおられた。しばらく国道101号線の脇道で待ち、サンタランド白神荘には予定より早く着き、沢山あるコテージの中、二棟に別れて宿泊した。近年になく清潔な寝具と食事に恵まれ幸せだった。(以上、堀記)

10/28
 サンタランド白神=十二湖巡り=十二湖庵=不老不死温泉(入浴・昼食)=(JR)=鰺ヶ沢

 サンタランド白神は,フィンランドのサンタクロース村を模したログハウスの点在するキャンプ地で、ここでゆっくり一泊したあと、十二湖巡りに出かけました。

 “十二湖巡り”というから、さぞかし十二の湖を全部廻るのかと思い違いをしていて、うっそうとした原生林の中を紅葉狩りをしながら1時間ばかり散策しただけでした。最後は十二湖庵というところで抹茶の手前をご馳走になって,そこからタクシーで不老不死温泉は直行し,温泉でさっぱりし、昼食後、JRで鰺ヶ沢へ向かいました。

 十二湖の水ノ色、特に青池の名の通り、その色は他では見られない深い青色をしていました。                             (以上、高野記)

10/29 宿出発(8:30)=鯵ヶ沢駅(9:02)=弘前駅(10:22)=弘前城=弘前駅(14:16)=
 秋田(16:22/17:09)=大宮(20:42)=熊谷(21:36)

 岩木山は昨日雪とのこと、今日の天気予報の降水確率は午前80%、午後50%。そこで岩木山に登らずに帰ることとする。

 鯵ヶ沢から五能線に乗る。雲が重く垂れこめ刈田の向こうには葉を落とした木々や、色を失った杉木立が見え、日本海からの風にススキが揺れ、早くも冬を感じがもの淋しい。右手には岩木山、昨日は白くなかったのに今日は雪化粧している。後でニュースできいたところ積雪8cmとのこと。

 五所川原を過ぎると弘前まではリンゴ、リンゴ!! 電車の両側にリンゴ畑が続き、急に明るくなったような気がする。赤いリンゴが鈴なりになり、駅に停まればコンテナにリンゴが積まれ、リンゴ倉庫が並んでいる。リンゴ一色。弘前では丁度雨も止み、弘前城を見物する。紅葉と菊祭り中。桜の名所だけあって桜が多く紅葉が始まったところでした。お濠の赤い欄干の上にたまたま赤トンボがとまっていました。寒くて動きたくないのか手を近付けてもなかなか飛ばず、色合いも欄干に負けていました。

 秋ももう終わりの感。弘前からは電車で一路家へ。お疲れ様でした。お世話になりました。                              (以上、高橋記)