熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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真冬の乳頭温泉郷散策
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山域山名:乳頭温泉郷周辺(秋田県) 期 日:2009年1月9日(金)〜12日(月) 参 加 者:山スキーパーティー CL宮田 SL浅見 川辺、大島、青島、木村、栗原昌 ワカン・写真パーティー 堀、並木、栗原幸、白根(計11名) 行動記録 1/9 熊谷(15:03)=羽生IC(15:47)=安達太良SA(18:09)=飯坂温泉(19:42) 大嶋宅に集合し、川辺宅を経由し羽生ICから東北自動車道を走る。3回ほど休憩し、あだたら亭で夕食を取り、飯坂温泉「朝寝坊の宿・叶や」に無事到着した。 1/10 飯坂温泉(6:39)=国見SA・朝食(7:04)=田沢湖駅前(11:30/そば五朗昼食) =休暇村乳頭温泉郷(12:48) 休暇村乳頭温泉郷は豊かな森を背景に建つ近代的な建物である。総勢11名は、和・要の3部屋に分かれる。また、2種類の源泉に恵まれ、内湯(ナトリウム・炭酸水素泉)、ブナ林に囲まれた露天風呂(単純硫黄泉)といずれも明るく広く快適である。スキー隊が戻り1部屋に集い談話、夕食はレストランでバイキング。郷土料理等があり楽しむ。 1/11 休暇村(9:33)→孫六温泉(11:43)→大釜温泉(12:00)→妙乃湯(12:08)→休暇村・昼食 →鶴の湯温泉(13:08/14:26)→宿舎(14:40) 絶え間なく吹雪いていた雪もやみ、宿の周辺を散策することにする。除雪されたていた宿の脇道もブナ林の深い雪道と変わる。100mほど進んだと思われる地点で、宿に募集していたスノーシューをはいた5〜6人の一行がやって来た。先を譲り,道を開け楽になる。銀色に彩られたブナ林に時々日が差し、幻想的な世界を醸し出す。ゆっくりと写真を撮ったり、豊かな自然に浸りながら歩く。やがて二股の分岐となる。先ほどの一行は右折し,ブナ林の山中を登っていった。左股は孫六温泉へ辿る。 このあたりは一団と雪深い、膝上までもある積雪に3歩も進めず,転ばずに歩くのは至難の業だ。殆ど栗原さんにお世話になり感謝してます。 しばらくすると鉱泉のにおいが漂ってくる。もう間近と察する。左折し下ると細い吊り橋と建物(黒湯温泉)が見え、その前方川沿いにいくつかの建物(孫六温泉)が見え、煙突から煙が立ち上っていた。午後の計画に間に合うように急ぐ。大釜温泉のところにバスが停車しており30分ほどの待ち時間がある。しかたなく歩き始めると,あっという間もなく休暇村の建物が見え驚いた。 午後は宿のマイクロバスで乳頭温泉郷最古の歴史ある「鶴の湯温泉」へ向かう。 雪化粧したブナ林の回廊をくぐり抜け、静かな冬景色の中を走る。あたりは休日のせいか賑わっている。冠木門前に「かまくら」が造られ水神が祀られている。 往時、秋田藩士佐竹の殿様が湯治に訪れた際に警護の武士たちの詰め所として使用した「本陣」は昔のままの茅葺き屋根で趣のある佇まいである。今は宿泊施設として使用している。通路を挟んで素朴な木造の湯小屋がある。露天風呂に以前落石等の被害があり、前方のブナ林の山間に幾重にもフェンスが架けられていた。夕食は会席料理で美味しく戴きました。 1/12 休暇村(9:40)→妙乃湯(9:43)→大釜温泉(9:50)→蟹湯温泉(9:59/10:55)→孫六温泉(11:08/11:39)→宿舎(12:00/14:58)=盛岡IC=長者原SA(18:10・夕食)=熊谷(23:19) 昨日と反対のバス道路を遡る。女性に人気があるといわれる瀟洒な佇まいの妙乃湯温泉。続いて小学校を移築して造られたという校舎風の宿、大釜温泉である。今日の入浴の目的の蟹場温泉は意外と小さい木造の風呂。内湯、露天風呂とも湯の花が無数に浮遊している。何となく心地悪い。沢沿いの露天風呂は人気があるらしい。続いて孫六温泉。先達川の渓流沿いにある露天風呂、石湯、打たせ湯などの泉質の違う源泉が幾つもあるという。宿の人たちも親切である。その最奥に冬季は休業という黒湯温泉。杉皮葺き、茅葺き屋根に雪をいただいた風景は郷愁を誘う絵に描きたい景色だ。秘湯巡りは最高に楽しく、新緑の頃にもう一度訪れたい魅力のある郷でした。 (報告:堀記、計時:白根記) |