熊谷トレッキング同人 国内山行記録
|
||||||
白馬岳 |
||||||
山域山名:白馬岳(新潟県、長野県) 期 日:2009年7月18日(土)〜20日(月) 参 加 者:L木村、駒崎 行動記録: 7/17 行田(20:00)=東松山IC<北陸道経由>=蓮華温泉(26:00) 7/18 終日停滞 仕事から帰った後、あわただしく準備を済ませ、駒崎邸経由で高速に乗る。慣れない土地なので、分岐の少なそうな北陸道経由で蓮華温泉へ。林道に入ってからの眠い目をこすりながらの1時間走行が辛かった。Pテン泊の予定であったが、雨が結構降ってきたので車中泊とした。 翌朝は未明から土砂降りの雨。しばらく様子を見るも、良くなる気配まるで無し。今日は蓮華温泉に停滞とし、明日も天気は悪そうだが白馬大池まで進み、天気の良さそうな最終日に白馬岳を往復するプランに変更した。午後は一時雨も止み、その間に仙気の湯に浸かってきたが、雨が大量に流れ込んだと見えてぬるかった。内湯はいい湯でした。 7/19 蓮華温泉(7:40)→天狗の庭(9:30)→白馬大池山荘(10:45) 予報通りの悪天候。この天気の中テントを張る気は起きないであろう事と、翌日の行動での荷物の軽量化を兼ねて、ツェルト代わりのテント本体は持って余分な荷物は車に置いて出発。白馬大池までの道はおおむね樹林の中で、天狗の庭あたりは開けているため強風に吹かれたが、それ以外はあまり危険を感じる所は無く、無事山荘に到着。小屋番には、我々と同じようにとりあえず白馬大池までという登山者で相当混むと言われたが、それほどでも無かった。山行自体を取り止めた人も多いのであろう。午後は雨風ともにすごかったが夕方には若干天気も落ち着いてきたように感じられた。明日に期待。 7/20 白馬大池山荘(5:05)→小蓮華山(7:00)→三国境(7:45/8:00)→白馬岳山頂(8:50/9:15) →白馬山荘(9:25/10:05)→山頂(10:20)→三国境(10:50)→小蓮華山(11:25/11:35) →白馬大池(12:45/13:20)→天狗の庭(14:15/14:30)→蓮華温泉(15:35) =<美麻経由>行田(23:25) 3日目にしてやっと良いお天気。少しでも長く景色を楽しみたいので5時山荘発。船越ノ頭を越えると雪倉岳の大きな山容が早速目に飛び込んできた。もう少し登ると反対側の白馬〜五竜〜鹿島槍の稜線も見えてきた。きれいな雲海も広がっている。この辺からお花畑もあちこちに現れ、これぞ白馬岳といった感じになってきた。花の種類としてはハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ウルップソウ、ミヤマアズマギクなどなど。詳しくは駒崎さんに聞いてください。ウキウキしながら写真を撮りつつ進んで行く。去年の夏山では天気が悪くて、「これぞ夏山」という景色はなんだか久し振りのような気がする。 小蓮華山は頂上付近の陥没があったため、山頂は立ち入り禁止。ここから三国境までは花崗岩?の白い山肌で綺麗だった。のんびり歩いて三国境までくると、朝日岳までの縦走路の全容が見渡せた。この稜線を歩きたかったのだけれど今回は仕方がない、また次の機会だ。朝日岳方面からも数パーティやって来ていたが、話を聞くと彼らは昨日は朝日小屋を出た後、低体温症すれすれで雪倉岳避難小屋に逃げ込んだのだそうだ。 三国境からも花と景色を楽しみながら、1時間程で山頂に到着。とりあえず最低限の目的は果たせた。山頂からは剱岳など立山方面と杓子岳・白馬鑓ヶ岳の景色を楽しむ。山頂は少し風が強かったので、トイレ休憩を兼ねて白馬山荘に下ってお茶を沸かした。昨日の今日なので登山者は少なくて静か。休んでいると、近くで小屋の従業員が休憩時間にギターを奏でたりしている。それを聞きながら景色を眺めていた数分間はちょっといい感じの時間が過ごせた。 休憩後山頂に登り返し、下山にかかる。この頃、空には彩雲が出ていた。だんだん雲が増えてきたが、白馬大池に着くころにはまた青空がのぞいていた。小屋で昼食をとり、空の色を映して青く綺麗な白馬大池をカメラに収め、蓮華温泉へ向かう。蓮華温泉への道は、昨日は小沢が無数にあってまるで川のようだったが、今日は流れは一か所しかなかった。昨日はいったいどれくらい雨が降ったのだろうか。途中、天狗の庭でも名残を惜しむかのように、雲の合間から雪倉岳が姿を見せてくれた。 蓮華温泉には15時半すぎに到着。日帰り入浴は4時までの様なので下界に戻ってから道の駅美麻で汗を流す。それからの帰宅だったので、自宅に着いたのは11時半くらいだった。雨に祟られた山行だったが、最終日だけでも楽しめてよかったです。 (木村記) |