熊谷トレッキング同人 国内山行記録
トップ 海外トレッキング 国内登山 山スキー 入会のご案内 お問い合わせ

安達太良山合宿

2010同人安達太良合宿

山域山名:安達太良山(福島県)
期  日:2010年10月30日(土)〜31日(日)
参 加 者:A隊 CL新井勇 並木
B隊 CL木村 SL駒崎 浅見、新井浩
     C隊 CL大嶋 SL石川 軽石、白根、渡辺和
     D隊 CL滝沢 SL逸見 高橋、堀     (計15名)

<B隊の山行報告>
行動記録:
10/30 熊谷(5:15)=二本松塩沢スキー場(8:35/9:00)→八幡滝(10:30)
→くろがね小屋(11:35) 

 今回は初めての熊トレの山行に参加でドキドキです。台風が近づいてくる中での中止にならないかと心配していたが、決行するとのこと。コース変更、集合時間を1時間遅らせて5時集合し出発。沢登りE隊の浅見さんが加わりB隊は4人。木村さんの車に乗り込み出発。途中で、今回の合宿自体が台風で中止にならないか、他のチームに確認。東北道を走り、降っていた雨がやみ、天気回復に期待。車中は今までの山行の話を聞きながらあっという間に二本松ICを降りて塩沢スキー場に到着。

 身支度を済ませ9時に出発。湯川沿いの渓谷を登るルート。スキー場から八幡滝あたりまでは、紅葉がきれいでした。歩きだして30分ほどでポツポツ来たので早めにカッパを着て八幡滝を見学した以外は休まず登ります。雨でなければ、渓谷の眺めが美しいと思われるルートです。コース下に沢の音、滝を垣間見ながら数度の徒渉をし、左手から広い道を合わせると、ガスの中にくろがね小屋が現れました。

 小屋の中はダルマストーブがありいい感じです。コーヒーを飲んで一服していると、N氏一人で現れる。一人で先行して来てしまったようだ。浅見さんが留守部隊の宮田さんと連絡を取る。しばらく遅れて部隊が到着。何事もなく良かった。 
 15名全員が揃い夕食の17:30まで、ストーブを囲んで飲みながら歓談。楽しい時間が過ごせました。そして小屋の温泉。白濁かけ流しの酸っぱいお湯でのんびりとつかりました。夕食は、カレー。おかわり自由とのことで3杯食べました。夕食後はまた歓談。たっぷりと楽しい時間が過ごせました。あすの朝食は、5:30から、出発は7:30で山頂を踏むことに。明日の天候回復を期待して布団にもぐり、19:30頃に就寝。

10/31 くろがね小屋(7:30)→安達太良山頂(8:45)→あだただゴンドラ(10:00)
=岳温泉(11:25/12:55)=熊谷(16:40)
 ぐっすり眠り、小屋番の人の朝食ですよ〜の声で下に降りる。一日雨ですよの話でがっかり。最短コースで下山することに。7:30カッパを着て出発。昨日山頂を踏んでいない人で9名で山頂へ向かい、山スキーの話題で雪の斜面を思いながら登ります。稜線に出るとさすがに風が強い。稜線を避けるルートで山頂へ向かい、直ぐに山頂。雨とガスで何も見えませんが、三角点にタッチ、記念撮影。少し休みあだたらエクスプレス(ゴンドラ)へ向かい、川と化した道を下ります。一時間少しでゴンドラ駅着へ。900円を払い文明の機器を使ってあっというまに下界へ。途中の紅葉も見えず残念。
 車を回収し、温泉へ向かいます。岳温泉岳の湯。くろがね小屋の泉質と同じ酸性泉のようでしたが、小屋のほうが濃かったような気がしました。昼食に、向かいにある食堂でソースかつ丼を食べる。ボリューム満点で美味しかったです。 二本松から東北道に乗り、無事熊谷に帰着。 
 初めての熊トレ山行に参加。雨の中の山行でしたが、非常に楽しい温泉山行に参加させていただきました。                        (新井浩記)

<D隊の山行報告>

行動記録:
10/30 熊谷(6:00)=奥岳温泉(9:50/11:15)→小休止(11:55/12:05)→くろがね小屋(13:10)

 台風14号が接近中とのことで、予定を変更して今日は最短コースを登ることとし、集合時間も遅らせての出発となる。台風が進路をなるべく東に振ってくれることを願いつつ出かける。熊谷はびしゃびしゃの雨、それが東北道に乗ると道路が乾いている。北に向かうとやっぱり違うと少し期待。宮田さんから今日は11時ころから本降り、明日は曇りとのメールが入る。奥岳に着くころには雨に追いつかれてしまった。10月30日 くろがね小屋にて

 奥岳周辺はカエデが色づきはじめていた。身支度を整え用を済まし、いざ出かけようとすると一人足りない。手分けして探しても何処にもいない。なんとも解せないが先発したのだろうということになり、3人はゴンドラに乗って上を探しに行き、そのままくろがね小屋へ、残る7人が勢至平経由で登る。馬車道と名づけられた緩やかな道と時々合流しながらショートカットする旧道を登る。急な土道は雨に濡れ、滑りやすく、歩きづらい。馬車道になるとほっとする。勢至平の馬車道左側の一段高いところには温泉の導管が走っているが昔に比べると随分としっかりした導管になって埋めてあり、ちょっと見には気づかないようになっていた。

 小屋の入り口には浅見さんが出迎えてくれ一人到着してますよとのこと。本当に良かった。誰も見えなくなってしまったので先に行ってしまったのかと思ったとのこと。そんなはず無いでしょう、今までそんなこと無かったでしょう。と某氏が答えていた。でも、無事に小屋に集合できて良かった。塩沢からの4人とあわせ総勢15人となる。くろがね小屋の温泉は気持ちの良い温泉。乳白色の酸性、湯は豊富でどんどんかけ流しにされていて、また今日は天候のせいもあり人が少なくゆったり入れて幸せでした。時間はたっぷりありストーブを囲んで話に花が咲き楽しいひと時を過ごせました。明日の天気回復を期待して、明日は野地温泉へ行こうとも話しました。


10/31 くろがね小屋(8:15)→奥岳温泉(9:30)=熊谷(16:30)

 雨止まず。頂上に登ってからゴンドラで下る班9人と、直接勢至平を通って下る班6人とに別れる、私は直接下る。今日は馬車道を下る。昨日ここを通っていない軽石さんが、どんなものかとショートカットに一部入った他はずうっと馬車道を歩く。快適。今日は雨も小降りで景色を楽しむ余裕ができた。勢至平あたりはドウダンツツジやリョウブなど皆葉を落としていたが、下るに従い落葉した木々に混じって紅葉したカエデやミズナラが出てきた。奥岳周辺が一番きれい。木肌は雨に洗われ黒々とし、コシアブラの透けるような淡い緑、ミズナラ、リョウブ、カエデの黄〜紅葉が、マツやササの緑とあいまって色映えていた。岳温泉によって入浴、食事をしてから一路帰途に着きました。雨に降られ予定のコースには行けませんでしたが、やっぱり山はいいですネ。       (高橋記)






10月31日 勢至平から下山