熊谷トレッキング同人 国内山行記録
トップ 海外トレッキング 国内登山 山スキー 入会のご案内 お問い合わせ

晩秋の荒船山



山域山名: 西上州荒船山〜立岩(群馬県・長野県)
期  日:2010年11月14日(日)
参 加 者:L軽石 島野和、相澤(計3名)

行動記録:線ケ滝P(7:30)→田口分岐(8:35)→星尾峠(9:30)→荒船山・経塚山(10:00)→
立岩分岐(10:35)→立岩(11:45)→線ケ滝P(13:10)

 7時30分曇天の中、線ケ滝駐車場を出発する。欝蒼とした杉樹林の中に足を進めていく。右側から清流のせせらぎが聞こえてくる。しばらくつづら折りの緩やかな勾配を登っていくと目の前が開け、明るくなってきた。広葉樹林帯に入り、ブナ類の木々が黄色に色付き、周囲の展望もよくなったきた。右手ににろうそく岩が見える。落ち葉が深く積っており、進路が判りにくくなってきた。迷はないよう目印を注意しながら、進んでいく。裏ルートせいか登山者と会うことがない。8:35分、田口分岐に着く。ここで一服する。

 星尾峠に向けて出発する。展望もよくなり、山肌が黄色と赤と緑とにちりばめられて綺麗だ。周囲の景色を眺めながら進むと星尾峠に着く。ここで休息をとっていると数人のパーティにはじめて会う。星尾峠からは木々は冬枯れ、落ち葉が山肌を埋めている。経塚山山頂近くなると薄日が射してきたが、風の少し吹きはじめ、寒くなってきた。山頂は寒いだろなと思っていたが、山頂に着いてみると風は吹いておらず、穏やかであった。木々はすっかり葉を落とし、枯れ木の間からうっすらと雪化粧した八ヶ岳を眺めることができた。

 10分の休息後、立岩に向う。スタートは降りの岩場である。落葉がかなり積っており、足が滑る。更に道もやや荒れており、慎重に足を運ぶ。やがて笹が茂る道になる。ここからの荒船山の紅葉は素晴らしかった。ブナ類の黄色が主で、それに楓の赤、針葉樹の緑が混ざったモザイクである。真近にカラマツが黄色に染まり美しい。荒船山分岐を過ぎると登りとなる。しばらく歩くと鎖場が現れる。ここを慎重に登り、立岩へ進む。立岩頂上に到着する。頂上には、他のパーティはなく、ゆっくりと昼食をとる。頂上からの展望は良く、頂上から見ると、経塚山から立岩まで、かなりのアップダウンである。

 さて立岩からは下山である。ここからの下山は厳しい。鎖場が長く続く。道らしきものはなく、岩肌を鎖を頼りに降りる。ここでも岩肌に落葉が積り、足場がはっきりしない。一歩一歩、足場を確かめながら降りていく。足場をはずすと、体がとられ、やっとの思いで降りてきた。ここを降りると、危険な場所もなく、ひたすら線ケ滝駐車場に向けて進む。13:10分無事下山する。心地よい疲れを残し、家路へ急ぐ。

 軽石さん、往路・復路の運転お疲れ様でした。また登山をリードしていただきありがとうございました。おかげさまで、晩秋の荒船山を楽しむことができました。(相澤記)