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大山・氷ノ山 山陰の山旅

山域  大山・氷ノ山(山陰地方)
日 程  平成22年5月22日〜24日
参加者  CL軽石、SL大嶋、栗原(幸)、新井、高橋

記 録  
5/22 米子空港8:30==大山寺P9:40/10:00〜2合目10:50〜4合目11:25〜6合目避難小屋12:10/12:20〜8合目12:50〜大山(だいせん)山頂13:13/14:00〜6合目14:35〜大山寺P16:00==大山館(泊まり) 

5/23 宿==観光に変更==松江城〜小泉八雲館==鳥取砂丘==氷ノ山高原氷太くん(泊まり)

5/24 宿9:40==仙谷登山口9:50〜稜線分岐12:10〜氷(ひょう)ノ山(のせん)12:30/13:05〜分岐13:25/13:30〜氷ノ山越分岐14:05/14:10〜氷太くん15:10==鳥取空港16:40


 予定では初日を鳥取岡山県境の蒜山(ひるぜん)登山にあてていたが、2日目、3日目が雨の予報の為大山登山に振り替えた。土産物屋や宿坊が並ぶ大山寺への参道を進み佐陀川を渉ると夏道登山道に合流する。杉の巨木が生い茂る暗い道を大勢の登山者が行き交う。1合目から標柱が立ち目安がつけやすい。ミズナラやブナが目立つようになる4合目あたりから傾斜がきつくなり、濃いピンクのミツバツツジが見頃となる。避難小屋がある6合目までくると展望が良くなり迫力の北壁が真近に見られる。ここでTさんが調子が悪いといって小屋で休むという、やむなく彼女を残し先を行くことにした。崩れやすい小石交じりの急坂を上りきると8合目となり木道が現れた。そして頂上の一角が見えるようになった。

 木道を覆うように頂上付近まで続く緑の絨毯は、一見ハイマツに似た樹相だがダイセンキャラボクという名だそうだ。植生の保護活動によって頂上付近は緑が回復しつつあるようだ。弥山の頂上は北面と南面がともに崩壊が激しく稜線への立ち入りが禁止されている。高曇りの天気は雲が厚くなり遠望が利かない。夕方から雨の予報もあり早々に下山とする。Tさんは先に下り大山寺の各社殿などを見て回ったそうだ。

 夜半、激しい風雨に目を覚ます。案の定、2日目は雨、しかも風も強い。やはり、登山は中止としこの日は観光と切り替えた。松江城や小泉八雲館の見学と鳥取砂丘の散策で時間をつぶし氷ノ山、高原の宿氷太くんに宿泊す。

 3日目、雨がやまず昼頃まで続くと予報あり、そこで行動時間をずらして9時半に宿を出、仙谷登山口からスタート。止まぬ雨の中トチノキやカツラ、ブナといった巨木の森の沢沿いを進むと数回の渡渉を繰り返す。大雨のせいで水量が多く、一歩誤ると足が濡れるどころか転落の危険の箇所もあり、このコースを選んだことを後悔しつつ、全員の無事通過を願った。沢から離れ稜線の分岐に至りホッとした。雨も小止みになりゆるやかな階段状の広い道を20数分で氷ノ山山頂である。一等三角点のそこは風が強い。幸い避難小屋があり

中でゆっくりすることができた。帰路は尾根コースで下山、こちらは距離があるものの歩き易い。稜線の分岐には別の避難小屋がある。そこから急降下し、樹林帯を抜けると広々としたキャンプ場になっており、その向こうの下に今朝の宿が見える。車を回収し晴れ間も見えてきた国道を鳥取空港へ向かった。

 今回は、宿の予約に計画者のミスがあって予定のところに泊まれず、代わりに提案してくれた宿が良かったのでみんなに迷惑はかけなかったが、沢コースとともに反省点です。

雨にたたられ2山だけに終わった山陰でしたが、とにかく何事も無く観光も出来た納得の3日間でした。    (軽石記)