熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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甲斐駒ヶ岳黒戸尾根ワンデイ |
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アルバム | ||||||
山域山名:南アルプス・甲斐駒ヶ岳(山梨県) 期 日:2010年7月25日(日) 参 加 者:宮田(単独) 行動記録:北本(22:30)=仮眠=竹宇駒ヶ岳神社770m(4:00)→1330m(5:00/5:10)→ 横手白須分岐(5:37)→1730m(5:57/6:05)→刃渡り(6:50)→刀利天狗(7:16)→ 5合目小屋跡2170m(7:44)→七丈小屋2400m(8:25/8:40)→甲斐駒ヶ岳2967m(9:56/10:42) →七丈小屋(11:38/11:55)→5合目小屋跡(12:19/12:30)→刃渡り(13:01)→ 1730m(13:30/13:40)→竹宇駒ヶ岳神社(14:53) 黒戸尾根は2003年9月に一度登っているが(その時は山頂に登ってから七丈小屋泊)、今回は体力トレーニングを目的として日帰りで行ってきました。登山口の竹宇駒ヶ岳神社から甲斐駒山頂まで標高差2180m、累積標高差は2408m(誰が測ったのかネットに書いてあった)。日曜日だったこともあるが早朝発の人は日帰り狙いが多く、また、下山時にたくさん抜かれたが、最近はトレイルランのメッカになっているらしい。 北本の自宅を午後10時30分発、雷雨で土砂降りの中央道を走って双葉SAに午前0時着。圏央道の桶川北本IC開通で驚くほど南アルプスが近くなった。仮眠して登山口の駒ヶ岳神社へ移動。 午前4時、まだ真っ暗な竹宇駒ヶ岳神社出発。登山口には熊目撃情報の注意看板があり、少々びびる。今回はヘッドライトともうひとつLED小型ライトを持ってきたので、樹林を照らしながら登る。今回は真夏の長丁場、後半にバテないように1時間ごとの休憩と水分栄養補給、息を切らさない1時間500mくらいのペースで登り続けた。 5時37分に横手・白須分岐通過。前回も感じたのだが、どうも尾根下部の地形がおかしい。分岐と尾根に付けられた登山道の位置、2万5千図の地形図そのものが違っているような気がする。途中で朝食を取って1628m鞍部で初めての展望、富士山と鳳凰地蔵岳オベリスクが見える。6時50分に刃渡りへ、ここから鎖場とハシゴが続く。7時16分に刀利天狗通過。また展望のない樹林帯を登る。今日は、寒気がすっぽり覆っているか、湿気も低くそれほど気温が上がっていない。風が抜けない樹林の尾根道にはありがたい。 7時44分に5合目小屋跡へ、朽ちかけた小屋はすべて撤去されていた。山頂部の花崗岩がよく見える。まだあんなに高いのか。ここから屏風岩にかけてが難所で、急な長いハシゴの連続。途中で初めて下山する登山者と会う。彼はテント泊だったが、昨日は雨は降らなかったが、甲府方向の稲光は凄まじかったらしい。 8時25分に七丈小屋着。小屋前のホースに引かれた沢水がうまい。バナナを食べて栄養補給、いざ山頂へ。最後の200mはしんどかったが、山頂の祠が見えてからちょっとはペースアップ。 9時56分、甲斐駒ヶ岳山頂着。最低限のノルマとした6時間ギリギリで登り切きました。北岳から荒川岳、仙丈ヶ岳が大きかった。岩の日陰を見つけて昼食タイム。風が吹くと日陰は寒いくらいだった。山頂は多くの登山者が休んでいたが、ほとんどは北沢峠からか。黒戸尾根往復のトレイルランナーが続々と到着する。 大休止を取って10時42分に山頂発。すでにガスが沸き上がり、展望はなくなった。黙々と下るだけだ。11時38分に七丈小屋着。ヘリの荷揚げができなかったという理由で素泊まりしかないとの看板があるが、実際は小屋番一人だけで、夏の多くの登山者の食事準備はとても無理らしい。駐車場売店のおばちゃんによると、小屋番は14年前から同じで、9月には食事を出すとのこと。前回は9月の日曜日に泊まったが、美味しい夕飯だった。小屋で下山用の水を補給する。まだ1600mも下らなければならない。 12時19分に5合目小屋跡。樹林を下っていると、今日小屋泊すると思われる登山者20名くらいとすれ違う。みんな食料は持っているのだろうか。13時01分に刃渡りへ。ここからの急坂だが、膝に持病があるので、だんだん痛みを感じるようになってペースが次第に落ちていく。そこをものスゴイ早さでランナーが何人も抜き去っていく。彼らは同じ人間か?膝はどうなっているのか? 一番最初に抜き去ったランナーはとても信じられないスピードだった。神社まで最後100mという所でいきなりの雷とスコールに降られる。 14時53分に竹宇駒ヶ岳神社着。往復の行動時間は約11時間とまずまずか。登りと休憩時間はもう少し短縮はできるが、下りは膝が悲鳴をあげるのでとても無理でしょう。次回トライする時の目標としたい。 (宮田記) |