熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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下権現堂山〜上権現堂山 |
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個人山行報告 山域山名:越後魚沼、下権現堂山〜上権現堂山 日付期日:2010年10月3日(日) 参 加 者:新井久夫(単独) 行動記録: 旧スキー場駐車場(10:17)→下権現堂山(11:55/12:15)→ 上権現堂山(13:06/13:15)→下権現堂山(13:58/14:07)→駐車場(15:17) 〈天候:晴れ〉 荒沢岳に行く積りだったが、天候悪化との天気予報に依り小出の 権現堂山に行く事とする。権現堂山は小出から見ると下権現堂山 〜上権現堂山の吊尾根が美しい山です。下権現堂山は行った事が 有るので上権現堂山ピストンを目的としました。9時過ぎに神湯温泉に到着。お祭りのせいか大変混んでいる。神湯コースより入山するが下草は刈って無いし、蜘蛛の巣が酷く誰も入っていないみたい。10分程行くが草の丈が腰上位になって来たので引き返しスキ−場コース(昔の田中コース)から行く事とする。 10:17スキ−場駐車場出発。このスキー場も潰れて何年にもなるので道も崩落して大変。熊注意の看板が2枚も有り嫌な感じだったが鈴を付けているから平気だろう。しかし最初は道が崩れているだけだったが、段々薄が茂って来て蔓草も生い茂り歩き難い事この上なし。車道なのに殆ど藪漕ぎ状態。途中蝮を踏み付けそうになったりして漸く一番上のリフト下部に到着。見れば薄の揺れるその下に稲刈り中の田圃。その向こうには魚野川。日本の元風景。左には守門岳。其の右に浅草岳。快晴で気分が良い。 此処から上は道無し。登山道は有る筈だが前来た時も分からず。リフトの先の登山道は分かってるので。其処まで行けば良し。リフト一本分丸ごと藪漕ぎとルートファインディング。木を掴み我武者羅に登る。リフト一本で約25分。暑いし久々の藪漕ぎで疲れました。此れで楽になるかと思いきや何のマダマダ。蜘蛛の巣地獄の始まりであった。殆んど1m間隔で巨大な蜘蛛の巣。先が扇状に広がった木の枝を下権現堂山迄振り回し続ける事になったのです。最近人の入った形跡は全く無し。大体ゴミが全然落ちて無いんだもの。 11:55ヒ―ヒ―言い乍下権現堂山到着。何とそこには小学1年生と4年生、その父親が。戸隠神社からの長松コースはチャンと整備されていて小学生でも楽々との事。大体神湯から登る人は滅多に居ないし、スキー場コースは廃道らしいとの事。ウ〜ン悔しい。だけどスキー場コースが好きなんだよ〜。頂上からは守門、浅草、会津朝日、上権現堂山、未丈ケ岳、会津駒、荒沢岳、灰ノ又山への稜線、越後駒、中ノ岳、下津川山、巻機山、刈羽黒姫山、米山、弥彦山と360°の展望。素晴らしい。来て良かった。 一寸休憩し上権現堂山へ向かう。夫婦2人組が先に行ったらしく、蜘蛛の巣は無し。凄く楽。草は全く刈ってないが、そんな事ヘッチャラ。13:06上権現堂山到着。先行の夫婦はお茶を飲んでました。埼玉から来たと言ったら「藪山のマニアですか?」みたいな事を聞かれたけど、別に私はマニアでは無い。早々に退散する。13:58下権現堂山。あとは駐車場目指して蜘蛛の巣の無い快適な登山道を下るだけ。気持ちの良い秋の日をノンビリと。しかしスキー場の車道を登って来たのと違う道を下ったら、ナント道が途中で消滅していて身の丈以上の薄の中を漕いで、漕いで漕ぎ捲くり漸く登って来た道に出た時はホットしました。スキー場の薄の中で遭難したんじゃ洒落になら無いからね。最期迄油断出来ない道でした。 15:17スキー場駐車場到着。ミニサヴァイヴァル登山完了。非常に楽しめた山行でした。しかし此のコースはもう今年が最後でしょう。道の崩れと藪が酷いので1日掛ける覚悟でないと来年以降は無理でしょうね。 |