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赤城山・黒檜山

アルバム

山域山名:群馬県 赤城山 黒檜山(1827.6m)
期  日:2011年5月15日(日)(晴)

参 加 者:(9名)CL 白根幸一、SL 軽石昭夫、会計 逸見一恵、
堀初子、大嶋博、八木幸子、渡辺和夫、新井弘美、高橋仁(記録)

行動記録:熊谷市役所7:30発―赤城山大洞駐車場9:15着・9:30発―駒ヶ岳山頂10:30着・10:40発―御黒檜大神11:25―黒檜山山頂11:30―山頂奥展望地11:35着(昼食)・12:25発―黒檜山登山口13:35―赤城神社13:45着・13:55発―大洞駐車場14:00着・14:15発―あいのやま温泉に入って、熊谷市役所16:50着 

 国道17号終点から赤城道路に入る。ふもとは眩しい新緑だったが、だんだん萌黄色に変わり、さくらの花もあちこちに見られる。標高1000メートル位になると、木々の梢はやっと芽吹いたばかり、に変わってきた。「ツツジはまだ早すぎるかな」と話していると、車窓からヤシオツツジ(ミツバツツジ?)の濃いピンクの花が見えた。

 今回はガイドブックの一般コース、黒檜山→駒ヶ岳とは反対の、駒ヶ岳から黒檜山へのコースにした。大沼南端の駐車場に車を置き、駒ヶ岳登山口から西の斜面を登る。ジグザグの上りは急で、体が慣れるまで足が重い。鉄の階段をいくか登ると、尾根に出る。風がさわやかで汗ばんだ体に心地よい。展望も開けて快適な尾根道を行くと、黒保根村側の東斜面に濃いピンクのツツジが山肌を、まだらに染めるように咲いている。「あれはヤシオツツジか、ミツバツツジか」とみんなが詮索するが、結論は出ない。駒ヶ岳山頂(1685m)は狭い。樹林はまだ葉が出ていないので、枝の隙間から見通しが利く。「駒ヶ岳山頂175m」と言う意味不明な板切れがぶら下がっている。みんながその解釈に挑んだが結論が出ない。ツツジの写真を撮ってから出発。

 黒檜山への上りは、幾組ものパーテーが、登りと下りで交錯して大混雑だ。歩いては立ちどまり、歩いては立ちどまりの繰り返しが続く。まあ、おかげで息も上がらず、のんびり登ることができた。

 丸太を組んだ階段をかなり登ると、花見ヶ原への分岐を過ぎ、御黒檜大神に出る。黒檜山登山口からの道との分岐を過ぎれば黒檜山山頂だ。

 山頂は小広いが大勢の登山者でごった返しているので、人の間をすり抜けるようにして、尾根を北側の展望地に進む。ここは日光、尾瀬、上州武尊、谷川、西上州の各方面の山が見渡せる抜群のビューポイントだ。お湯を沸かし、各々にコーヒー、紅茶、緑茶と好きな飲み物を選んで昼食をとる。サクランボやカボチャの煮物などを頂き、おにぎりをほおばる。至福の時間が流れる。

 逸見さんのカボチャの煮物はホクホクとして最高においしい。自分が作るとベチャッとしてうまくいかない。

 黒檜山山頂で集合写真を撮って下山開始。角ばった岩をごろごろと敷き詰めたような急斜面をひたすら下る。小沼や地蔵岳を望みながら急坂をしばらく下り、猫岩で小休止をとる。「猫岩はどこから、どう見たら猫に見えるのか」と談議になるが、これも分らず仕舞い。

 ほどなく車道に出て、赤城神社に参拝する。赤い啄木鳥橋のたもとには、大きな真鯉が群れて悠々と泳いでいる。中には緋鯉もいる。岸辺の看板には「この鯉に願を懸ける習わしがある」というようなことが書いてある。

 駐車場に戻り、帰路に着く。途中「あいのやま温泉」に立寄り、ゆったりとした温泉で汗を流して、熊谷到着は4時50分。余裕の山行だった。         (高橋仁記)