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野地温泉と箕輪山

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山域山名:安達太良山系・箕輪山(福島県)
期  日:2011年8月27日(土) 前夜野地温泉泊
参 加 者:L宮田 福田、宮内(計3名)

行動記録:野地温泉(8:30)→旧土湯峠(8:50)→鬼面山(9:30/9:45)→箕輪山肩(10:15)→
鬼面山(11:10/昼食/11:40)→旧土湯峠→村越ツリー(12:10/12:30)→新野地温泉→
野地温泉(12:45)

<天候:小雨>

 東日本震災以来、気になっていた野地温泉に3人で行ってきました。旅館は配管関係で被害はあったものの、建物などは無事であったとのこと。それよりも、地震と原発事故の風評被害の方が大きく、夏も例年の半分くらいのお客しか来ないらしい。お湯は、依然と変わらぬ白濁湯はとうとうと湯船を満たしていたが。


 小雨降る中、野地裏のブナ林を登る。夏にこの森を歩くのは、村越先生の退職祝いに山岳部OBが集まって以来か。峠を越えて鬼面山の急登にかかる。平坦地に入って、いつもスキーで手こずるダケカンバの大木を越えると、次第に登山道が藪っこくなってきた。雨具を着るほどの雨でなく蒸れるので、ズボンを濡らしながら鬼面山頂へ。当然展望はなし。仕方がないので箕輪山に向かう。ガレの急登を下りて鞍部へ、ここから箕輪山の登りだ。しかし、藪の刈払いがまったくされてなく、登山道が見えないほどの笹藪で手でかき分けながら進む。泥の道なので濡れて滑りやすいことこの上ない。ひどいところでは胸ほどの所も。雨も降り出したので、山頂まで行かずに途中で引き返すことにする。野地から箕輪山なんて楽勝と思っていたが。


 何度も滑りながら鞍部へ、鬼面山で昼食をとって土湯峠まで下りる。ここから先はブナッ子路で整備されているので道も明瞭に。50mほど登ると、毎冬年末に訪れる村越ツリーと久しぶりに対面。遺影と線香とつまみを供えて、プレミアムで献杯。先生、また、冬に来るからね。


 ブナッ子路を新野地まで下って、車道を歩いて野地へ。ずぶ濡れで冷えた体を千寿の湯で温める。やっぱり野地のお湯は素晴らしい。女将さんに挨拶して野地をあとにする。福島インター途中のフルーツライン沿いの桃園でお土産を買ってから帰路に着いた。
(宮田記)