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「大蔵山、菅名岳」

個人山行記録

山域山名:新潟県下越地方、大蔵山、菅名岳
期  日:2011年9月4日(日)
参 加 者:新井久夫(単独)
行動記録: 駐車場(8:50)→大蔵山(10:07)→菅名岳(10:43~53)→
椿平分岐(11:22)→ハバ沢(11:29~46)→椿平(11:57)→
分岐(12:14)→林道終点(12:28)→駐車場(12:59)

〈天候:晴れ〉
 台風12号で全国的に荒れ模様だが、天気の良さそうな処を狙って新潟県下越地方に行く事とする。

御神楽岳を目指すが林道が途中で崩落しており、通行不能。前日にみかぐら荘と津川タクシーに確認した処「問題無し」との返答であったが。帰って来て阿賀町役場に確認したら「山開きの時は問題無し。しかし7月の豪雨の後は確認していない」との返事であった。此の忙しい時に林道の見回りは出来ないと云う事ですな。

仕方無いので菅名岳に行く事とする。いずみの里の先の駐車場に車を停める。7~8台停まって居る。盛況ですな。(純粋な登山者は1名のみであったが)

準備をして出発。林道を行く。ハバ沢の橋を渡ると林道は崩落で埋まって居た。其の手前に車3台。地元だろう。一寸先を林道から左に折れて「階段コース」を行く。結構急。天気が良いので暑い。

4合目付近に木の段を打ちつけて居る3名が。地元の方が整備して居るのかと思い「御苦労様です」と声を掛けて行く。其の先にも木の枝を刈り払いしている人達が。地元の人達が整備しているからと感謝し乍いく。

5合目から上は橅の木が美しく気分が良い。新潟平野も見え出し最高。しかし風が強い。ゴウゴウと木の枝が音を立てて揺れている。行ける処迄行こうと登って居ると1名の登山者が降りて来る。上は風が凄くて立って居られない位なので降りて来たとの事。まあどうにかなるでしょう。

大蔵山の頂上には立派な頂上の標識を付けて居る人2名。標識を見れば「五泉あすなろ会」と。途中登山者には1名しか会って無いのであの車は此の会の人達のだなと納得。本当に普段の作業で道は持っているんだなと納得。感謝、感謝です。頂上からは新潟平野が一望。弥彦、角田山の向こうには佐渡ヶ島迄見渡せる。快晴で暑いが風が有るので快適。台風の吹き返しの風は立って居られない程では無い。

菅名岳を回って沢沿いを下れるかお聞きした処「7月の雨で橋が流されているから止めた方が良い」と言われた。まあ駄目なら小山田迄降りてグルット回って来れば好いよねと考え乍菅名岳へ。

50分掛ると言われた通り結構遠かった。頂上には4名の人が昼食中。飯豊から下越の山々が。本当に山ダラケ。どれがどれだか良く分からん状態。

天気も良いし時間も有るので沢筋から帰ろうと思いなおし、地元と思われる4人組に「沢からいずみの里迄行けますかね?」「大した沢じゃないから平気でしょう。椿平より下の標識から沢に降りた方が良いですよ」との返事だったので、来た道を戻ろうかなと思って居たけど、気を強くしてGO!GO!

下りはブナの林の中ノ急坂。気持ち良く椿平迄。此処から降りない方が良いと言われたが標識がしっかりして居たので「行けるかな」の甘い気持ちでハバ沢まで100m程下る。(矢張り間違いであった。地元の人の言う事は聞いた方が良いですね)確かに橋が流されている。しかし流れは細いので下に向かう。

本当に沢沿いの道なので7月豪雨で滅茶滅茶状態。標高差50m程下るが濡れないと下れない状態になり、引き返す事に決定。椿平迄150m程登り返す。人が殆ど入って居ない道だったので、気分は良かったです。

椿平から150m程降りると又標識が。「これね」と思い沢へ。降りれば何と堰堤。此処からなら問題無いだろうとドンドン降りる。一カ所橋が流されていたが問題無し。あっと言う間に林道終点。

此れから先の林道は壊滅状態。縦溝ダラケだったり、土砂崩れ有ったり。7月の豪雨で新潟県の林道の相当部分が交通不能になったね。今の経済状態だと50%以上修復出来ないんじゃない。メジャーな山以外は昔みたいに体力勝負で登る様になるのかな~。

などと思い乍歩いて居ると、前から土砂災害の状態を写真撮り乍来る人が。「酷い状態ですね。此の林道は」と言って居る。役人には見えないし、当然日曜日には仕事しないでしょ。大学かなんかの研究者かな?と思い乍挨拶交わして擦れ違う。

一寸歩くと最初の林道に合流。駐車場は直ぐでした。

台風を避け好天の中静かな山登りが出来て大変面白かった。また来ようかな。