熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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初冬の大菩薩連嶺縦走 |
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アルバム | ||||||
山域山名:大菩薩連嶺 大菩薩嶺、小金沢山、滝子山 期 日:2011年11月26日(土)〜11月27日(日) 参加者:駒崎、新井浩 行動記録 11/26 上日川峠駐車場(7:30)→福ちゃん荘(8:00)→大菩薩嶺2057m(9:25)→大菩薩峠(10:30)→石丸峠(11:25)→小金沢山2014m(12:35)→牛奥雁ヶ腹摺山(13:25)→黒岳1988m(14:30)→湯ノ沢峠避難小屋(15:25) <天候:晴れ> 朝の大菩薩嶺の玄関口、上日川峠はさすが人気の山だけに賑やか。福ちゃん荘に向かい、唐松尾根を大菩薩嶺に向け登ると、木々の間から早速富士山が顔を見せてくれた。快晴で気持ちがいい。尾根に上がり数分で大菩薩嶺で今回の一番高いところ。日陰には雪が残っており、風が冷たく寒いが、数組の人たちが日向で休んでいます。少し戻り尾根を進むと、目の前に雄大な富士山がで〜んと座り、南アルプスの山々、眼下には大菩薩湖が雲ひとつない青空に映えます。これが見たかったんだ〜、来た甲斐がありました。 霜柱が融け始めてぬかった道を下ると大菩薩峠。介山荘があり賑やかで、有名な峠の標識でみなさん記念撮影に忙しい。ここから急に人が少なくなるが、山頂毎に数組の人たちが休んでいました。大菩薩峠から小金沢山の間は、笹原を歩く快適な明るい尾根歩きが続きます。アップダウンを繰り返し、石丸峠、小金沢山、牛奥雁ヶ腹摺山、黒岳と適度に休むポイントがあり、なかなか快適な縦走路です。15時過ぎに湯ノ沢峠の避難小屋に到着。小さな避難小屋(定員10名くらいか)なので一杯でないか心配していましたが、先客1名でほっとしました。この後1名が加わり4名で一晩を過ごす。毛布、布団、蛍光灯まであり、すぐ近くにきれいなトイレもあるため、なかなか快適でした。 (新井浩記) 11/27 湯ノ沢峠避難小屋1640m(6:30)→大蔵高丸(7:15)→破魔射場丸(7:43)→米背負峠(8:35)→大谷ヶ丸(9:00)→笹子駅初狩駅分岐(9:49)→鎮西ヶ池山頂(9:53)→滝子山1620m(10:00/10:25)→檜平(10:45)→林道(11:50)→初狩駅(12:30) <天候:曇りのち晴れ> 単独二人は4時半に起きて暗いうちに出発していく。我々も7時予定を6時半に出発。曇っている為か風もなく暖かな朝で明るい。霜柱の白い道をざくざく行く。融けだしたらぬかるんでさぞ大変でしょう。歩き始めると高曇りの雲の間に日が昇る。直ぐに広々とした草原になり花園の看板、春から秋にかけてお花畑になるようです。ここから一旦下がって、笹の茂った尾根を上ると、そこもまた広くなだらかな草原状の大蔵高丸山頂に着く。 一人三脚を立てている先客に会うが峠に車が1台あったのでそこから登ってきたと思われる。山頂は北側に少し木が生えているだけで展望が良い。富士山、南アルプスがすばらしい。 正面に富士山を見ながらの草原歩き、しばらくなだらかな尾根をゆるい上り下りを繰り返して行く。落葉した疎林や笹原なので富士山を見ながら進む感じがとてもよい。そして破魔射場丸、落葉樹に囲まれているがここも木々の間からしっかり富士山が見えます。ここから下ると小さなバラの実がたくさん生い茂っている潅木帯になる。広範囲に生い茂っていて、咲いている頃来て花を確認したくなります。このあたりの急な下りは霜が解け始めていてとても滑りやすい。 滑りやすい草地も終わり、広葉樹林帯に入り上りになると、天下石という大きな岩が現れる。そして下って米背負峠でちょっと休憩し位地確認をする。ゆっくり景色を見すぎたか遅すぎに気づき真面目に歩くことにする。ここからの上りは前方右に高いピークが見えるがそれではなく、左へトラバース気味に上りきった所が大谷ヶ丸。山頂は木々に覆われていて視界はない。少し戻り大滝山への分岐、なだらかな下りと上りだが、逆から来るほうが10分よけいにかかるようです。大滝山手前の道端には小さな鎮西ヶ池と鳥居がある。そこからトラバース気味に上り大滝山山頂、ここも正面の富士山がすばらしい。山頂は東西方向に細長く、付近はつつじが多く春はとてもきれいでしょう。ここまでほとんど人に会うことがなかったのに、休んでいると、とてもにぎやかになってくる。帰りの電車も気になるのでゆっくりもしていられません。上ってきた道を鞍部まで戻り、女坂を下る。男坂は尾根直なのでジグザグの女坂の方が下りには良いようです。 さらに下り続けると今回初めて植林帯、杉林に入る。視界はないのでひたすら歩く。でも沢沿いになるとまだもみじの紅葉が残っていてきれい。林道になり、民家が現れてくるとまた富士山がみえます。中央道をくぐって駅です。予定より早く着き、早い電車に乗りましたがバスは同じなので甲斐大和駅でバス待ちをして上日川峠に戻る。バス最終日、乗客はまばらでしたが、運転手さん、お天気のせいかここにきて昨日、今日と客が多かったとの話。 石丸峠から湯ノ沢峠に至る尾根を小金沢連嶺といいます、今回プラス南大菩薩、とても充実した山歩きが出来ました。お天気に恵まれ、終始富士山が見られるこのルートはとてもすばらしいです。湯ノ沢峠まで車が入れます。みなさんもぜひ春か秋に歩いてください。ありがとうございました。 (駒崎記) |