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生籐山


山域山名:生籐山(東京・山梨・神奈川3都県の境)
期日:2012年3月25日(日)
参加者:L新井勇 軽石 渡辺 堀 八木 黒澤(6名)
行動記録:熊谷7:00−相模湖−鎌沢P8:35/9:05・・・甘草水10:45/11:00・・・生籐山11:30/12:00・・・山の神13:10/13:20・・・和田駐車地点14:15−陣馬の湯−熊谷17:10

 当初予定していた3月17日(土)は事前に雨の予報が続いていたので1週間後の、晴れ予報の25日に延期した。当日は予報通り雨後の晴天となった。少し冷たい北風で展望は良く期待の富士山も、雲をまといつつ何とか見ることができた。

 参加者は当初の8名から2名減。熊谷からは5名が軽石さんの車に乗り圏央道から中央道へ。相模湖近くのコンビニで黒澤さんと合流し、登山口の鎌沢には8時35分着。ここで1台の車を下山地点付近に置きに行き、全員揃って登山開始は9時5分。

 鎌沢より上の集落の登里(とおり)までは車道歩きで、息の切れるような急坂もある。この辺は茶畑が多く、登里の集落のかたわら、茶畑の中に四阿屋のある登山者用の休憩所があり、立派なトイレもある。但し外観は良いが、女性用の方は思わず「入りたくない!」と尻込みしたくなるような汚れという。

 集落の一番上の所に「登山口」と刻まれた立派な石碑が建ち、ここから山道へ向かう。道は緩やかな傾斜で南へ大きく迂回して尾根に出る。この登りも緩やかで我々高齢者にも歩きやすい。尾根には樹齢50年位の桜が点々と植えられており,生籐山は桜と富士に会える山として人気があるという。

 やがて明るい尾根に鳥居と神社が現れ7,8人の人たちが仕事をしており、我々もここで休憩する。神社の祭事を前に参道兼登山道を整備しているとのこと。桜の見頃は5月の連休頃だそうだ。

 伝説のある甘草水には何人かが立ち寄り、やがて三国山へ着く。ここが3都県の境で、このすぐ東の生籐山頂上でお茶を沸かして昼食とする。他に2,3のグループも登って来た。晴天ながら雲がまとわりついている富士も、何とか頂上まで見えた。

 昼食後は東へ向かい、東京と神奈川の境となっている尾根を歩く。緩やかな歩きやすい尾根で小さなピークも巻き道が付いている。生籐山の次の茅丸というピークが今日のコースの最高地点だが、メンバーの総意で巻き道の方を選んだ。途中でマウンテンバイクの4,5人グループが追い越して行く。

 山の神という祠のある和田分岐には意外に早く到着する。高齢者ののんびりハイキングはここまでと予定通りに下山路へ。車道に出てからあらかじめ車を回しておいた所まで陣馬街道を少し歩く。軽石・黒澤の2人はスタート地点の鎌沢に車の回収に向かう。残る4人が鎌沢入口まで歩いた所で2台の車が戻って帰路についたが、時間も早いので陣馬温泉に寄る。こぢんまりした風呂だが、立ち寄る登山者も多いようだ。ただ、入浴料が千円というのは高価だなという印象を受けた。黒澤さんとここで別れ、5時過ぎには熊谷へ帰着する。負担の軽いのんびりした山行を楽しむことのできた一日だった。 (新井勇記)