熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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日光五色山、前白根山報告




日 程 平成25年9月22日(日)
参加者 CL軽石、SL大嶋、新井勇、豊島、黒沢、須藤
記 録 湯元温泉9:25〜国境平11:40/11:50〜五色山12:30/13:10〜前白根山13:50/14:00
〜湯場見平15:50〜湯元温泉P16:23

遅刻があったり、高速道での車両火災の影響があったりで予想より大幅に遅れ、温泉の駐車場に着いたのは9時ごろであった。

温泉街の北の通りを西に歩き出した。建物が途切れなおも1kmほど歩き案内板に従い登山道に入った。沢音が聞こえる樹林の中を進むうち次第に高度を上げると、えぐられたV字型の道は木の根伝いにかろうじて手がかりを残し、我らの身体を持ち上げることができる。300mほど高度を稼いだころようやく尾根道に辿り一休、この先は笹が密生するも所々V型に荒れたところあり、歩きに手間取った。右手樹間越しに金精トンネルの入口が望め、時折バイクの群団の爆音が聞こえてくる。なるほどこの道は谷をはさんで金精道路と並行してる中ッ曽根だ。この尾根の中ほどで20名位の高校生の一団が下ってきた。Tシャツのロゴを見るとKUMAGAYAと読める。熊高の皆さん?と尋ねると早朝4時に登りはじめた由、スキー場からのルートで前白根から奥白根山を登り、この尾根を下ってきたようだ。大嶋さんは引率の先生とは周知の様子で挨拶を交わされていた。金精〜前白根の鞍部、国境平に着いたのは11時40分でコースタイムよりは早いものの、もはや足は眼一杯の感じでこの先の登りに不安を覚えた。ことさらゆっくりと歩を進めようやく五色山に着いた。1時間前見られた青空もいつの間にかガスに覆われて奥白根山の雄姿は見えず眼下の五色沼の縁がかすかに望めるのみ。時も12時半を回りここで昼食とし、湯を沸かした。ここから前白根山への尾根道は展望が良ければ最高のハイキングコースなのだ。人も多い。途中で奥白根の全貌が現れた。五色沼との対比と相まって実に雄大だ。眼下に避難小屋が小さく見え、沼の辺に多数人がいる。広いガレの前白根山頂で集合写真を撮り下山。シャクナゲの群生続く尾根道は快適だ。しかし、尾根を外れ北に向きを変え急降下するとまたしてもV字型の根がらみの道となり、そのあとは平たい石が連綿と続く急坂となった。先行の親子が立ち止り道を空けてくれた。注意しないと落石を起こしそうだし、油断してると自らも足を滑らし転倒しかねない。そんな状況が標高差で500m近くに及んだ。ようやくスキー場末端の草原が樹の間越しに見え、急斜も終わった。白根沢のそばに石でできた立派な案内板を右に見てそれに比して貧弱な細道をたどりようやくスキー場から延びた林道に出た。あとはスキー場を温泉街に向け黙々と歩いた。駐車場に着いたら行動時間が7時間だったことが分かり、コースタイムより早かったことが判明した。

 入浴が700円という小さな宿の温泉に浸かり4時半を過ぎて入れたことと我らで湯を独占できたことを喜んだ。真っ暗な東北道は連休の谷間とあって大渋滞、今朝は予想外のことで大いに遅れ、また、大変な悪路の下山を強いる結果になるも、皆さんの健脚に助けられ計画者として安堵の胸をなでおろし、そして感謝申し上げます。(軽石記)