熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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猛暑の奥多摩・御前山トレーニング山行 |
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【個人山行記録】 |
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◎山域山名:奥多摩・御前山(東京都奥多摩町) ◎期日:2013年7月15日(月) ※天候:晴れ ◎参加者:9人/CL K、ほか会員外8人(小学2年男児1人、30〜50代男性5人、30代女性2人) ◎行程: ※−公共交通機関、…徒歩 新宿駅5:50−〈JR中央線〉―立川6:29/6:39―奥多摩7:46/7:55―〈路線バス〉―奥多摩バス停(530m/26℃)8:15/8:45…680m9:20〜9:30…900mの奥多摩湖展望地10:00〜10:10…サス沢山の山頂(940m)付近で1人が転倒・負傷10:25〜10:40…1130m付近10:57〜11:07…惣岳山(1348.5m)11:30〜11:37…御前山(1405m/23℃)山頂11:55〜12:00…御前山避難小屋12:07〜〈昼食〉〜13:00…900m付近13:45〜13:50…境橋バス停(400m)14:53〜〈14:59発のバスで1人下山〉〜15:06…〈奥多摩むかし道〉…奥多摩駅16:05…もえぎの湯16:20〜18:20…奥多摩駅18:54/中央線で帰路へ ※行動時間7時間35分/基点、山頂以外の標高は目安 6月の御岳山・大岳山縦走に続き、8月の富士山に向けたトレーニング登山を実施した。梅雨明け以来、全国的に連日の猛暑。この日も都心の最高気温は34℃となり、奥多摩湖近くの小河内も32.4℃を観測していた。ただ、稜線に出ると適度に風が吹き、比較的コンディションには恵まれていた。途中、目標の富士山もくっきりと望むことができた。 少しでも気温の低い時間帯に登り、夕立も避けたいことから、始発に近い時間帯での出発だった。それでも、中央線の乗客はがらがらということはない。立川で青梅線に乗り換えたとき、前寄り車両だけが奥多摩行きということに気付かず、途中の駅で慌てて移動した。 奥多摩駅でバスに乗ると、登山者らでほぼ満席だ。ダム脇のバス停で降り、身支度を調えてスタート。虫が多いと聞き、全員が虫除けシールをべたべたと貼った。ガイド本の通り、いきなりの急登が始まる。しかも、滑りやすいうえに、手がかりも少ない。当初は逆コースで下山に使おうと思ったが、仮にぬかるんでいると厳しい道だろう。 1時間余りで、奥多摩湖を一望できるスポットに到着。空が青いこともあって、コバルトブルーの湖面が美しい。サス沢山のピークを過ぎたと見られた直後の平らな道で、列の中央にいた女性が段差につまづいて転倒。首の下付近とひざを強打した。擦り傷と打ち身程度だったので、応急セットで対応した。幸い、大事には至らなかった。 湖畔から山頂までの標高差は900m。断続的に急登が登場する。それでも、時折木々がガサガサと鳴る程度の風が吹き、樹林帯の北向き斜面とあって直射日光もない。熊谷や都心のうだるような暑さとは無縁で、むしろ心地よい。終始、展望の少ないコースだったが、木々の隙間から富士山がくっきりと見える場所が2カ所あり、歓声が上がった。 出発から約3時間で御前山のピークに着いた。小学2年生の息子も余力がまだまだありそうだ。春のカタクリのシーズンはハイカーでごった返すのだろうが、この日は出会った同行者は数人程度だった。山頂は北側しか展望がないこともあり、写真撮影だけを済ませてすぐに避難小屋に向かって昼食にした。 無人の小屋だが、造りはしっかりしており、靴をぬいでくつろぐことができる。トイレも併設されている。水場もあったが、春のオーバーユースの影響で汚染を指摘する声もあり、飲料には不向きという。 下山路も急傾斜が続く。どちらを登り下りに使うかは、好みが分かれるだろう。沢沿いの道だったが、渇水の影響からか、水はない。また、「都民の森」に含まれていることから、ルートが入り組んでいる。「奥多摩駅」の道標を頼りにひたすら高度を下げた。先に都心に戻らないといけない1人を早く境橋バス停に連れていくため、息子を連れた私との3人は山道をたどり、残りのメンバーはゆっくり行こうと舗装された林道を歩くことになった。途中、ゴルジュの美しい滝を見ることができた。ただ、結果的に後発組との到着は数分の差。山道は、草木が生い茂ってヤブこぎのような場面もあり、快適さで選べば林道だっただろう。 バス停では、1人だけが奥多摩駅に向かうバスに乗って別れた。「ここでバスに乗ろうよ」という声を振り切り、残った8人は「奥多摩むかし道」と名付けられた散策コースに入る。民家や工業会社の貨物線跡の脇を歩くので、変化に富み、公共トイレも点在している。ただし、登り返しもあったので、疲労のたまった体にはこたえる1時間だった。これも精神力が問われる富士山の下りを想定しての行動だった。 ゴールは駅から徒歩10分にある「もえぎの湯」。連休最終日とあって、駐車場は満車。入場規制も行っていたが、回転が良いのか、すぐに入館できた。ビール(子どもはアイスとジュース)で乾杯し、中央線で帰路についた。 記:K |