熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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焼山 |
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山域山名:北丹沢・焼山(神奈川県) 期 日:2013年7月13日(土) 参 加 者:L宮田、福田(計2名) 行動記録:北本(6:45)=青野原(長野諏訪神社)300m(8:45/9:10)→520m(9:50/10:00)→ 焼山1059m(10:50/11:20)→西野々(12:30) <天候;曇り> 来週からの北海道遠征に備えて、夏山トレーニングを兼ねて焼山に向かった。7月3連休初日とあって中央道は大渋滞、圏央道も合流手前3キロからつながっていた。中央道沿線の山も考えてはいたが即却下し、八王子JCを直進して高尾山ICで高速を下りたが、国道へのループ橋がすごかった。下道も信号のたびにノロノロで、都心や神奈川の道はやたら車が多い。やっとのことで登山口の青野原へ着いた。 登山口周辺には駐車場はなく、路駐はしたくないので、諏訪神社の駐車場に駐めさせてもらう。関係者以外駐車禁止の大きな看板があったので、隣のおばちゃんに了解をとった。そのおばちゃん曰く、子供が時々登っているとのことで、由緒正しい里山か。 旧街道から林道に入ると、焼山の意外や堂々とした山容が見える。途中に石碑もあって、やはり里の人に親しまれているのだろう。登山道の入口には、ヤマビル!の看板。丹沢には蛭ヶ岳もあるし、小川谷の滝を登っていたら、指先にヒルがいたこともあったので、足下厳重注意で登る。すぐにほんの少し石畳の道があったが、あとは森の中を行く。それにしても風の抜けない樹林の道は暑い。稜線にあがる直前はつづら折りの急登があって、サウナのように汗びっしょりとなる。 稜線に上がるとシラカバの林があった。丹沢の森は意外と変化がある。焼山山頂の展望台は巨大な鉄骨造りのやぐらのよう。登ってみると東側が開けていたが、暑さと曇天模様で霞んでいて遠くは見えず。 焼山の由来は諸説いろいろあるらしいが、「鳥屋、青野原、青根の3つの村の入会地として多くの人が山に入ったので、山焼きや時には山火事でよく焼けることが多く、そのために焼山という名が付けられた」(山と渓谷社:分県登山ガイド・神奈川県の山)、「以前この辺りは将軍家の狩猟場になっていて、草木が茂ると狩猟の妨げになるので、毎年山に火が入れられたことから付けられた。」(山と渓谷社:山小屋の主人がガイドする・丹沢を歩く)、山頂の看板には「むかし、この山の一帯は将軍家の御猟場に指定されていました。草木が茂ると狩猟の妨げになるので、毎年山に火が入れられていたのが焼山の名の起こりです。この人工的な山焼きによって良質な萱が繁茂し、周辺の部落では屋根葺きの材料として利用したようです。山頂に三方向を向いて立つ祠は、青根・青野原・鳥屋の三部落の境界を示すものと伝えられています。」(神奈川県自然環境保全センター)と書かれていた。 下山も汗だくになって歩く。幸いにも、ヒルには会わなかった。やっぱり、丹沢は涼しい晩秋に来るのがベストでしょう。それでも酷暑のなか、いいトレーニングになった。 (宮田記) |