熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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雨飾山 |
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アルバム |
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山域山名:雨飾山(新潟県) 期 日:2014年9月7日(日) 参 加 者:L宮田 栗原聡、栗原昌(計3名) 行動記録:雨飾温泉900m(8:20)〜1309m(9:20/9:25)〜笹峠(10:35)〜 雨飾山1963m(10:55/11:00)〜雨飾温泉(13:30) <天候:晴れ時々くもり> 例会翌日の日曜日は会津駒ヶ岳縦走の予定だったが、会津地方は雨域が抜けるのが遅れる予報へ変わったため、例会後に相談して、急遽、天候の回復が早い雨飾山に行き先を変更。大雨警報が出た埼玉、群馬、長野と上信越道を走って、北陸へ向かった。夜11時に小雨降る日本海名立谷浜ICを出て、今宵のテント泊場所を探す。雨が降っていなければ道の駅なのだが、雨天となれば無人駅がいい。最初に寄った名立駅に屋根付きの自転車置き場があったので、即決定。夜11時を最後に名立駅に停車する電車はないが、北陸本線は貨物列車がとても多い。蒸し暑い夜だった。 夜が明ける頃には雨も上がり、日本海は急速に青空が拡がっていた。海を見ながら国道8号を糸魚川まで走り、細い林道を雨飾温泉に向かう。正面には双耳峰の雨飾山と、左手には駒ヶ岳から鬼ヶ面山、鋸岳まで鋭いリッジと雪崩で磨かれた岩壁をまとった山群を形成している。この稜線縦走はとてもエキサイティングで楽しいらしい。次回に行くことにしよう。 登山口の雨飾山荘下の駐車場には意外や車は5台のみ。南面登山口の喧噪とは隔絶された雰囲気だった。「都忘れの湯」脇から入山すると、いきなり樹林帯のもの凄い急登、急登、急登の連続で、たっぷり汗をかく。難所のぞき付近は見事なブナ林で、いったん中ノ池で緩くなるが、再び急登で一気に笹平稜線まで上がる。なるほどこれは大変な道だ。 笹平からはハイカーがたくさんいて賑やかになった。雨飾山頂の頭がムクッと立ち上がり、振り返ればGWに大滑降した焼山から金山への稜線がまぶしい。途中にある未滑降の荒菅沢エントリーポイントを確認して、仮想ラインを引く。最後の急登を登れば山頂だ。P2には山スキーで何度か登っていたが、雨飾の頂きは20年振り?だろうか。着いた頃には晴れていたが、次第に稜線は霧に包まれてしまった。では長居は無用、下山しよう。急坂を一気に下ると山麓は上天気だった。 下山後の楽しみは、やっぱり温泉。まずは露天の「都忘れの湯」へ。鉄分たっぷりの茶褐色のお湯で、立っていられないほど底はぬるぬるしていた。内湯も秘湯の風情満点だった。雨飾山荘の創業は明治13年ととても古く、山荘主に聞くと、春の営業は5月半ばから、例年で2mくらいの残雪らしい。坪足登山者は多く来るが、山スキーヤーは見たことがないとのこと。それでは、来てみよう。糸魚川のきときと寿司で満腹になり、能生の弁天岩で青い海と潮の香りを楽しんで帰路に着いた。(宮田記) |