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足尾銅山の春の植樹デー&備前楯山登山

  
          
山  域:足尾銅山・備前楯山
期  日:2014年4月27日(日)
参 加 者:CL木村、白根、栗原(幸)、高橋(武)、豊島、須藤、相澤

行動記録:

熊谷市役所(7:00)→臨時駐車所(9:15)→式典会場(9:40/10:10)→植樹ブロック    (10:45/11:00)→式典会場(昼食)(11:40/12:45)→臨時駐車場(13:00)→舟石駐車場
(13:20)→登山口(13:30)→備前楯山頂上(14:20/14:50)→舟石駐車場(15:30)
 →熊谷市役所(18:10)  

2台の車に分乗し、「第19回春の植樹デー」の足尾銅山へ。植樹デー臨時駐車場に車を止め、式典会場の銅親水公園へ向かう。会場到着は9:30過ぎていたので式典すでに始まっていた。会場内の参加者は昨年より若干少ないよう感じたが、でも400人くらいは入っているかと思われる。「足尾の山に100万本の木を植えよう」の横断幕をバックに、主催者・来賓等の挨拶、植樹の説明と進む。手元の資料みると昨年まで植樹数72000本、実際に100万本植えるには100年を超える年月が掛かるのかと思いながら聞いていた。10時過ぎに式は終り、植樹地へ移動する。

今回の植樹地は戸四郎沢Aゾーンである。930mの高所にあり、会場からの標高差は200m?あるかと思われる。今回は植樹を1、2本渡されただけであり、植樹時間は10分程度で終わった。これらの植樹のうち何本が育ってくれるのやら、再び式典会場へ戻る。広場は十数本のソメイヨシノが満開で、花びらの散る中で昼食をとる。恒例のトン汁をいただく。約1時間の休息をとり、備前楯山へ向かう。舟石峠駐車場には大型バスやマイカーが20台を超える数で駐車しており、山中はハイカーで賑わっているのではないかと思われる。

山道は枯れ草の茫茫とした中を通り抜け、枯れ木の雑木林に入る。周辺の景色は冬模様である。しばらく雑木林の中を進んで行くと目の前にぼんやりと淡い緑が見えてきた。近づくとカラマツが芽吹き、新緑は瑞々しく、ここ一帯は春の到来といった感じである。さらに登って行くと登山者のグループが続々降りてくる。雑木林の間からはポッ,ポッとぼんぼりに灯りともしたように赤桃色の花が見えてきた。アカヤシオの花である。昨年と異なりあちこちで咲いているアカヤシオの花が目に入る。頂上周辺も数本のアカヤシオの花が咲き誇っていた。色が鮮やかで今が盛りかと思われる。頂上には登山者がおらず、後から4人の埼玉労山のグループが登ってきた。頂上からは、日光の山々がくっきり見える。男体山が少し雪を冠り堂々と構えている。近くに目をやると緑に覆われた山々の中で製錬所周辺の山々は褐色の岩肌を露出し、緑がすくない。緑に覆われるまでに回復するにはまだまだ長い歳月が必要かと思われる。しばらく眺望を楽しみ、下山に入る。登ってきた道を快調な足取りで降り、舟石駐車場に辿り着いた。車に乗り込み家路へ急ぐ。                                            
                                   記 相澤