熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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和賀岳・船形山 |
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2014年 東北の山、和賀岳・船形山 日 程 ７月５日（土）〜７日（月） 参加者 CL大嶋、新井勇、軽石、Tさん ５日（土） 熊谷4:00＝羽生IC5:00＝三本木出口8:30＝大滝野営場登山口P9:50/10:05 〜船形山12:05/12:30〜大滝駐車場14:15/14:20＝古川駅（Tさんと別れる） ＝古川IC＝大曲IC＝中里温泉18:45（泊） 福島から宮城に入るころ曇りから薄日さす空模様になり、予定通りと短コースを目指した。じゃり道の悪路が延々１時間近く続きキャンプ場近くの１キロほどが舗装されていた。 先行車は無いだろうと思いきや数台止まっていて驚く。巨木の森を緩やかに登った。道幅が広くなっているとそこはぬかるんでいて、枝木が埋まっていた。中間点の涸れ沢を過ぎると石がつまった沢状の急坂を上った。ようやく稜線に出るも曇りで視界がない。緩やかな低灌木の道を南に少し行くと広い山頂に出た。そのすぐ下に避難小屋があった。中に入ると先客がいて我らもお昼を摂ることとした。立派な作りで２０人位楽に入れそうだ。 霧雨模様となり下山して間もなく、沢状の石にTさんが滑って前のめりに転倒した。起き上がれず声も出ない。すぐ後ろの新井さんが手を貸して起こすが顔も打っており、腕を抱えて痛そうだ。彼女のザックにある三角巾で右腕を吊り、ザックは交代で代わりの者が持つこととし、足は無事なのでとにかく下山して善後策を講じることとした。 １時間かけて車に戻ったが勿論、痛みはそのままで本人は「骨折してるようだ」と、いう。考えた末、「今日の内に熊谷に戻りたい」というので、なお１時間４０分かけて身一つの彼女を新幹線の古川駅に送った。後の３人はこの後の行動を予定通りに続けるべく秋田道大曲インターから夕焼けがまぶしい中里温泉に着いた。 ６日（日） 宿4:30＝真木渓谷マタギ小屋跡駐車場5:10（朝食）5:30〜甘露水登山口5:45 ブナ台6:13/6:20〜滝倉水場6:50/6:55〜倉方7:42/7:50〜薬師岳8:40/8:50〜 小杉山9:30/9:45〜小鷲倉10:15/1020〜和賀岳（到達は大嶋Lのみ）10:50〜 小杉山11:00/11:40〜薬師岳12:20/12:45（大嶋L合流）12:50〜倉方13:30〜 滝倉水場14:10/14:20〜甘露水口15:00〜駐車場15:20＝中里温泉16:10 ４時起床、弁当をもらい４時３０分出発す。マタギ小屋跡までは４０分、先行車両７〜８ほど。簡単朝食を済ませ出発、今日も青空である。そういえばこの辺は１週間以上前から晴天つづきだそうな。林道を１５分行き、甘露水登山口の小さな案内板を登り始めた。 ブナ、ナラ等巨木の森を行く。急坂だがつづら折れの道は歩きやすい。ブナ台で一休しなお、３０分登ると徒渉する沢がありここでたっぷり冷たい水でのどを潤した。標高1000mを超えると樹林は低くなり薬師岳の肩とその先の本体が見て取れる。東南には真昼山塊が、そして西側には大仙の盆地とその先うっすらと海が見えだした。薬師の山頂に立つとようやく和賀岳がはるか向こうに望める。アップダウンを繰り返し右回りに進むようだ。 足腰に不安のある私と新井さんが尻込みするのを、リーダーの叱咤で行けるところまで行こうということになった。薬師岳のすぐ下の薬師平にはお花畑が広がっていた。イブキトラノオとニッコウキスゲの群落は見事なものだ。なだらかな道は陽射しが強いが風が通り過ぎると心地よい。小杉山を過ぎ小鷲倉の手前で新井さんが止まり、私がそのピークで待つ大嶋Lに先に行ってくださいと願い、結局私はここで断念し、山頂到達はリーダーだけとなった。断念組の２人は小杉山に戻り昼食休憩してゆっくりとし、薬師岳に戻りリーダーを待つこととした。ここでものんびりしてると思いのほか早く戻ったリーダーと合流して下山となったが、今度は私がひざ痛でついてゆけず、皆の足を引っ張ることになった。 薬師からの800mの下りはどうにもつらく、これほど足が弱っているとは思ってもみなかった。この日の８時間というコースタイムの山行は今の私にとっては無謀な試みだったようだ。迷惑をかけ申し訳ない。反省してます。 ７日（月） ひたすら車中の人となり移動のみ、平日で渋滞もなく羽生着、そして解散となりました。みなさんお世話になりました。 後記、痛い思いをしたTさんには気の毒なことになったと思いますが、土曜日の東北の山中深くでのケガとあって、最寄りの新幹線駅に急行し本人のみが帰熊する事態になったのは致し方がなかったのではないかと思いますが、さて、どうだったでしょうか。 右腕の骨折というのは大変なことと思う。心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い恢復を願っています。（軽石記） |