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タル沢ワル沢 沢登り

 

山域山名:尾瀬(群馬県)
期  日:2014年8月15日(金)
参 加 者:L栗原昌、栗原聡、木村

行動記録:井戸沢橋1350m(6:25)〜スリバナ沢橋1390m(6:35)〜タル沢出合1430m(6:50)
〜ワル沢出合1530(8:00/8:10)〜小尾根1766m(8:55/9:05)〜井戸沢左俣源流1740m(9:15)
〜井戸沢二俣1600m(9:40)〜井戸沢橋1350m(11:00)

 今年のお盆休みは天候不順で、当初計画していた葛根田川遡行は中止。代わりに15日の午前中だけは何とか天気が持ちそうだったので、尾瀬へ沢登りに出かけた。

 6時頃津奈木の先の井戸沢橋に到着。ここに車を置いて、10分ほど坤六峠方面車道を歩いて入渓点のスリバナ沢橋に到着。橋の下には難なく降りられる。程なくタル沢の出合。タル沢は飽きさせない間隔で登れる滝やヘツリ帯がいくつも続く。核心部のゴルジュ帯もこの日は水量が少なく、難なく登ることができた。上部はナメの連続でとても雰囲気が良い所だった。上部にちょうど適したすべり台があったので、3人ともザックをおろして童心に帰りしばしウォータースライダーを楽しむ。遡行でロープを出す場面は無かった。

 ワル沢からは左俣を詰めると稜線の登山道まで登ることもできるが、今日は井戸沢下降を予定しているので、出合から右俣に入り、小尾根を越えて井戸沢源流をめざす。水流に沿って進むと次第に沢が不明瞭になってきて、最後は熊笹の薮漕ぎ。10分程で尾根に出るが、尾根上も藪だらけで、少し開けた場所で小休止。その後方角を見失わないようにして、尾根の反対側の斜面を北東へ強引に進むとやはり10分程で井戸沢左俣と合流。

 井戸沢は2年ほど前に右俣を遡行したことがあるが、下降は初めて。遡行時はロープを出すことはなかったが、今日は滝を下るのに2度ロープを出して懸垂下降した。同じ沢でも登りと下りでは難易度が変わっておもしろい。最後に堰堤を越えるとすぐ井戸沢橋に出て終了。予定通り午前中に行動を終了することができた。
 タル沢ワル沢は登れる滝がコンパクトにまとまっており、半日行動の沢としてはお勧めです。もう一度行きたくなるような沢でした。(栗原昌記)