熊谷トレッキング同人 国内山行記録
|
||||||
阿蘇・根子岳 久住山 |
||||||
【個人山行記録】 アルバム(根子岳) (久住山) |
||||||
山域:根子岳(熊本県) 久住山(大分県) 期日:2015年10月19(月)、20日(火) 参加者:石川 他会員外1名 行動記録: 10/19 根子岳 天候:快晴 大戸尾根登山口790m 10:20→ 12:10/12:42根子岳山頂(東峰)1403m →14:00登山口 9月14日より阿蘇山が噴火警戒レベル3となり、高岳・中岳を含む中心部は登山禁止措置がとられている。東西に並ぶ阿蘇五岳のうち、一番東よりの根子岳だけが規制区域外である。根子岳は山頂部が鋸の波状にギザギザした特徴のある山である。 早朝に羽田を発つ。熊本空港からレンタカーで阿蘇山南側の国道を走り、大戸尾根登山口に着く。放牧地の一画で、無舗装の7、8台の駐車スペースがあるがトイレはない。近くでは砂防工事も行われていた。 扉を開けて牛の放牧地に入り、しばらくすると登山ポストがある。付近は牛たちが盛んに草を食んでいる。地雷(牛糞)を踏まない様に気をつけながら放牧地の囲いの外に再び出ると、大戸尾根の急登の始まりである。最初は杉の植林帯だが、次第に背の低い広葉樹となり、時折視界も開ける。カルデラや外輪山、左手に祖母山の堂々とした山なみが見える。 ひたすら急な傾斜の登山道を登る。乾燥していて、やや埃っぽい。雨の時は粘土質の斜面なのでかなり滑りそうだ。所々両側が切れ落ちた崖で、斜面の一部は崩落していたり、山頂付近は火山性の岩肌を見せている。草木の丈が低くなり視界が一気に開けて、鋸の歯 状の根子岳山頂部の一つ東峰に到着する。 山頂は4畳半位の広さの平らな地面で標識が建っている。阿蘇五岳の大岳、中岳が間近に見えるが、噴煙は上がっていない。阿蘇山すそ野の放牧地、カルデラ内の平坦地に広がる耕作地・人家・道路、見慣れぬ九州の山々の展望しながら昼食をとる。この後往路を戻る。今度は急な下りの道を滑らない様に気をつけながら下山した。 10/20 久住山 天候:晴れ 9:26牧の戸峠レストハウス1333m →10:59扇ヶ鼻分岐1606m →11:32避難小屋 →12:06/12:45久住山山頂1786m →(往路を戻る)→15:13牧の戸峠 紅葉の最盛期のためか、駐車場は満杯。道路脇のスペースに車を停め、レストハウスでトイレを済ませ出発する。最初はコンクリートで固められた遊歩道だが、結構な斜度がある。歩道に覆い被さる木々の紅葉した葉がキラキラしている。20分足らずで東屋のある展望ポイントに着く。さらに一登りして、左に曲がり低い尾根状の道を進む。このあたりまで来ると普通の登山道で、人が多いこともあり良く整備されていて歩きやすい。 少しずつゆるやかに高度を上げていく。扇ヶ鼻分岐に近づくにつれ周囲の紅葉が一段と鮮やかになってくる。特に星生山の西面が赤く鮮やかに染まっている。何度も立ち止まっては写真を撮りながら行く。 扇ヶ鼻分岐は星生山への稜線の道と別れる。ここを右にほぼ平坦な道を行き二つ目の星生山への分岐を過ぎて尾根を乗り越すと、ちょっとした広場があり、避難小屋とトイレが建っている。 徐々に樹木は少なくなり、一帯は火山荒地で植物はススキや笹が目立つ。ここから標高差にして160mほどを一登りして、岩のゴロゴロした大賑わいの山頂に着く。ここまで来ると涼しい風も吹くが、寒くはない。連なる茶色い山肌の久住連山、昨日登った根子岳を含む阿蘇五岳、祖母山系などを眺め、九州にいることを実感しながら昼食。帰りは来た道を戻る。 秋の帯状高気圧におおわれ、昨日から天候はずっと安定していて、のんびりと山歩きを楽しむことができた。 |