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「西日本・九州を巡る山旅2015」


【個人山行記録】


山域:伊吹山、大山、由布岳、九重山、阿蘇・高岳、開聞岳、霧島・韓国岳、高千穂峰、祖母山、大峰山、大台ケ原、恵那山
目的:西日本九州の名山をめぐる山旅
参加者:高橋仁(単独行)
日程:2015年5月15日(金)〜23日(土)(9日間)

5月15(金) 伊吹山(晴れ)
熊谷5:00=関ヶ原IC=伊吹登山口10:40−山頂12:50/13:05―登山口14:25=関ヶ原IC=蒜山SA(車中泊)
早く到着したので車で登らず、山宮神社Pから大急ぎでピストン山行。自衛隊の砲撃演習の音が頻々に聞こえる。薬草園は薄荷の香りでむせかえる。山肌に花崗岩の白と緑がまだら模様を描いている。登山者多し。

5月16(土) 大山(雨のち晴れ)
蒜山SA6:00=溝口IC=大山寺登山口8:40―弥山山頂10:45/11:10−登山口12:28=米子IC=豊前おこしかけ道の駅(車中泊)
情報館からカサをさして出発。一石運動の石を5個詰めて登山道に。急ぎ過ぎてバテ、五合目に石を3個そっと置いていく。雨は止む。山頂小屋に2個の石を置き、山頂で昼食。雪が消えたばかりで花はこれから。キャラ木純林の中を石室経由で下山。日本海が見えなかったのが残念。

5月17(日)由布岳・九重山(晴れ)
道の駅6:00=豊前IC=湯布院IC=正面登山口7:50−西峰9:18/9:33−東峰9:57/10:10−登山口11:05=やまなみハイウエイ=長者原12:05=タクシー=牧ノ戸峠12:35−西千里浜−久住分かれ13:47−久住山14:14/14:25−北千里浜15:00‐坊がつる15:35−雨ヶ池越−長者原17:40(車中泊)
車道から見た由布岳に魅せられて計画外の衝動登山。草原から樹林、岩から、鎖場と変化ありの良い山だ。眺望抜群の双耳峰と間の爆裂口。駆け足下山で九重へ。
九重山のミヤマキリシマは少し早いが咲いている。人が多くて早く歩けないので焦る。九重一族の長(深田久弥)と云う久住山は眺めが素晴らしい。急いで北千里浜へ下り、法華院に下ると坊ガツルが広がる。日が暮れないうちにと急ぎ長者原へ。

5月18(月)阿蘇山(曇のち雨)
長者原6:00=仙酔峡7:10−高岳火口壁−高岳8:38−仙酔峡9:48 =熊本IC=山江SA(車中泊)
雨に向かうので予定の祖母山は後にして、火山ガスに注意しながら、高岳をいそいでピストンしよう。山麓のミヤマキリシマを見ながら、うんざりするほど溶岩の続く仙酔尾根を登りきると高岳火口壁。南から吹きあがるガス(霧)で何も見えない。稜線を山頂まで登ってから、即下山する。
明日は天気回復するが雲が残る。海辺の開聞岳が早く雲が晴れそうだ。事故渋滞で山江SA泊り。

5月19(火) 開聞岳(晴れ)
山江SA6:00=鹿児島IC=指宿スカイライン=開聞岳公園9:25−開聞岳11:40/12:35−公園13:35=指宿SL=鹿児島IC=えびの高原(車中泊)
指宿スカイラインの展望台で、たまたま桜島が大噴煙を上げているのに遭遇した。開聞岳も人気で大勢登っている。頂上の岩の上はパノラマだ。屋久島・宮之浦岳に種子島、桜島が良く見える。

5月20(水)霧島山(晴れ)
えびの高原5:20−韓国岳6:28/6:50−硫黄山7:24−えびの高原7:50=高千穂河原8:55−高千穂峰10:05/10:40−高千穂河原11:05=えびの高原=阿蘇山ドライブ=神原登山口(車中泊)
規制解除の硫黄山とミヤマキリシマが満開の高千穂峰を追加して登ろうと早めの出発。まぶしい朝日を受けながら韓国山頂へ。直下の大浪池は神秘的。新燃岳の噴火口は月面クレータに宇宙基地があるかのようなファンタジックな眺めだ。時折白い蒸気が立ち上る。
高千穂峰山頂の、剣を囲む柵と鎖は興ざめだが、パノラマの眺望は素晴らしく、火山砂礫の山腹に広がるミヤマキリシマも素晴らしい。駆け足下山。富士山の砂走りみたいだ。阿蘇・高岳にリベンジ再登山を!と思ったが時間がないのでパノラマラインを登り、火口・中岳・高岳を眺める。

5月21(木)祖母山(晴れ)
登山口6:07−国見峠8:10/8:20−祖母山8:58/9:45−国見峠−登山口11:20=大分IC=北九州JCT=山陽道・三木SA(車中泊)
明日も天気持つので、今日中に神戸あたりまで移動することに。九州最後の祖母山は打って変わってブナ林の続く懐の深い山だ。国見峠がポッカリと広場になっている他は、山頂まで展望はないが山頂のそれは素晴らしい。今までに登った山々が遠くまで望めて、近くには傾山の顕著な頂きが、遠くには一房山のきれいな姿も望める。山頂を去りがたく一時間近くも眺めていた。

5月22(金) 大峰山・大台ケ原(晴れ)
SA5:30=吹田JCT=南阪奈道路=橿原市=行者還トンネル西口8:00−弥山10:17/10:40−八経ヶ岳11:00/11:10−弥山―西口12:50= 309号=大台ケ原ドライブウエイ=山頂P15:50−日出ヶ岳16:15/16:25−大蛇くら17:16/17:23−駐車場 18:12=R169=宇陀路道の駅(車中泊)
明日は雨との予報に、大峰山・大台ヶ原の両方を登ることに。ツアー登山など大勢が登っている。稜線に登り、コバイケイソウの群落が続く中を一気に弥山まで登る。八経ヶ岳の展望は見渡す限り山、山、山また山だ。稜線の近くの山以外はどれがどの山か見当もつかないが、西に大台ケ原を認めることが出来た。道路工事で2時間も足止めを食ったので、大台ケ原Pに着いたのは四時。大急ぎで周回コースを廻り、戻ったのは6時。もう誰もいない。大蛇クラへの降り口で10頭以上の鹿の群れに遭遇。鹿の声に似せて笛を吹くと興味深々とこっちを見つめている。

5月23日(土)恵那山(晴れ) 
道の駅5:00=R25針IC=小牧JCT=園原IC=集落P8:40−広河原登山口9:29−稜線10:22−山頂11:35/12:05−登山口13:18−駐車場14:10=昼神温泉=飯田IC=熊谷19:20
天気が良いので恵那山を追加登山。登山口駐車場手前でがけ崩れがあり、戸沢集落から一時間の林道歩きだ。展望のない登りから顕著な尾根になると展望が開け、南から南アルプスが連なり、東北手前から空木・木曽駒が、北に白煙の御嶽山の姿も見える。山頂に展望台はあるが景色は見えず。急いで下り、林道をテクテク歩いて、九日間の山旅は終わった。村営「ゆったりーな昼神」で汗を流し、NAビールを飲み干して熊谷へ。