熊谷トレッキング同人　国内山行記録

「奥穂高岳」

【個人山行記録】

アルバム　　

山域山名：奥穂高岳
日付期日：2015年8月16日(日) ～ 8月17日(月)
参加者：菅谷、会員外2名

行動記録：

8/16（日）
上高地バスターミナル →河童橋（5：52）→明神（6：24）→徳澤（7：03／7：12）→横尾（7：58／8：09）→本谷橋（8：49）→涸沢ヒュッテ（9：40／10：50）→涸沢小屋（10：54）→穂高岳山荘（12：40／13：20）→穂高岳（13：46／14：14）→穂高岳山荘（14：31）
〈天候：晴時々曇〉
　早朝、坂巻温泉の駐車場に車を止め、上高地行きのバスに乗り込む。お盆休み最後の日曜のためかバスは空いていた。上高地バスターミナルは下山してきた登山者やこれから歩き始める登山者で賑わい、登山届ポスト前では係りの方が安全登山を促していた。横尾までは梓川沿いの林道を進む。すがすがしく気持ち良い。横尾大橋を渡ると登山道らしくなってくる。たくさんの下山者とすれ違った。本谷橋から涸沢ヒュッテまでは気合を入れてハイスピードで登る。苦しいが達成感は何とも言えない。ヒュッテでしばらく休憩して、ザイテングラート経由で白出のコルを詰め、小屋に荷物をデポして奥穂山頂まで登る。幸い天気に恵まれ、素晴らしい景色を望むことができた。小屋に戻り太陽のテラスで、下から荷揚げしたビールで乾杯した。

　8/17（月）
穂高岳山荘（6：54）→　涸沢ヒュッテ（8：23／8：56）→本谷橋（10：08／10：13）→横尾（11：06／11：29）→徳澤園（12：22／13：04）→明神（13：54）→河童橋（14：35）→上高地バスターミナル
〈天候：雨〉
　未明から降り続いている雨は今後さらに激しくなり、予報では特に南斜面の風が強くなるらしい。昨日とは打って変わって悪天候の朝となった。予定の吊り尾根経由で前穂登頂し、重太郎新道を下山するコースはまさに南斜面。残念だったが、安全を考慮し予定変更。往路で利用したザイテングラートを再び下ることにした。雨天の山歩きで毎回悩まされるのは雨なのか汗なのか、涸沢に着いた時にはレインウェアの外側も内側もびっしょり濡れていた。途中の山小屋で寄り道しながら、雨の登山道をのんびりと下山した。バスターミナルで濡れたレインウェアを脱ぎ、乾いた洋服に着替えてから沢渡方面行きのバスに乗車した。
　
お盆時期の山は、たくさんの登山者で賑わいます。特に北アルプス上高地エリアは人気があり、さまざまなスタイルの登山者が日本全国から一斉に集まってきます。勿論年齢性別もまちまちで、体力や技術の差も大きいことがうかがえます。そして限られた山域に多くの登山者が集まることで、遭難のリスクが高くなることも事実です。特に槍穂高連峰の岩稜帯などでは、仮に自分が気を付けていても他者の誘因でおこった落石などにより重大な事故を被ることも予想されます。これらの事実をしっかり考慮した上でリスク管理をし、山行計画を立てることの重要性を今回再確認しました。特にバリエーションルートや岩稜帯では、登山者が多く入る時期は避けるべきだという事をしっかり理解しました。今後とも安全を第一に考え、楽しい登山活動を行っていきたいと思います。