熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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谷川岳 |
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【個人山行記録】 山域: 谷川岳(群馬県) 参加者: 2名、山口、会員外(L) 期日: 2015年4月12日(日) 天候: 晴れ 行程: 谷川岳ロープウェイ土合口駅P(前夜泊) ロープウェイ土合口駅発7:15 = 天神平駅7:30 / 7:53 → 天神尾根8:13 → 避難小屋8:58 → 肩の小屋10:30 → 谷川岳頂上(トマの耳)10:35 / 11:10 → 避難小屋12:00 / 12:14 → 天神尾根(下降点)12:53 → 天神平駅1:03 (往:2.42、復:1.53 含休) 天気予報によれば、前後が雨にはさまれて、たった一日の久しぶりの晴れで、しかも日曜日とあって、12日、谷川岳には、予想通り多くの人が入っていた。登山者、スキーヤー、ボーダーと、様々だ。 ロープウェイを降りると、まさにこれ以上ないピーカンで、真っ青な空にたっぷりの雪景色。アイゼンを着けて、まずは、若者やファミリーで賑わっているスキー場の右端を天神尾根めざして登って行く。朝早いうちなので、登り始めは雪が非常に登り易い。急登だが、すぐに天神尾根に着く。テラス状になっていて、眺めがよく、谷川の峰々がぐるりと見渡せる。ロープウェイ駅側には大きく上州武尊、その左手には至仏山も見える。目指す谷川岳本峰は一面の雪面で、すでに、頂上近くを登っている数人の登山者の姿が点のように見える。 沢はあちこち亀裂が入っていて、厚く付いた雪が今にも落ちたい落ちたいと言っている感じの所が何ヶ所もある。登山道の方はまだたっぷり雪があるが、避難小屋までの途中では、雪が消えていて、ロープが出ている急な箇所があって、登り下りの人で渋滞する場面もあった。 予想より早く避難小屋に到着。避難小屋はまだ大部分埋まっているが、入口が掘り出されていて、無理すると中に入れるようだった。 その後、上部の登りは、ミックス帯になっているところや、クレパスが空いている所もあり、危険ヶ所にはピンクのテープを付けた竹棒が突き立ててあった。 ゆっくりゆっくり登り、肩の小屋には寄らず、頂上(トマの耳)へ到着。見渡す限り、360度の見晴らしだ。オキの耳に至る稜線は、かなり雪が溶けてしまっていて、全くのミックス帯になっていた。アイゼンのガリガリが嫌で、今回はここで打ち止めにした。無風快晴の中、360度の展望を楽しみながら、頂上でのんびりと食事をし、たっぷり時間をとった後、下山を開始。下りは、雪はかなり柔らかくなってきていたが、アイゼンで下りるには快適で、思ったより早い下山となった。 積雪期の谷川岳を上まで登るのは初めてなので、入るまではどんな様子だろうかと不安もあったが、好天に恵まれたので、殆ど何の問題もなくピストン出来た。里はもう春だが、埼玉からこんなに近い所にまだまだたっぷり雪のついた山がある。雪をまとった谷川岳はやはり見事で素晴らしかった。出会った人の顔はどれも幸せそうに輝いていた。わがふるさと群馬県の山、谷川岳を、改めて誇らしく思った。いい山行だった。(山口 記) |
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