熊谷トレッキング同人 海外山行記録
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モンブラン |
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【個人山行記録】 |
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山域山名:モンブラン Mont Blanc(4810.9m) ヨーロッパアルプス、フランス・イタリア国境 期日:2013年8月1日(木)〜10日(土) 参加者:寺田亨(ガイド登山) 行動記録 8月1日 ジュネーブ(スイス)着後、車でシャモニー(フランス)に入りホテル着。 8月2日 足慣らしのため、シャモニー周辺のブレバン山(2525m)までハイキング。 シャモニーの町(1036m)からロープウェーで標高2000mの駅まで登ってからの歩き出し。 天気も良く、モンブランも良く見えて花を見ながらの2時間程度の快適なハイキングでした。 8月3日 メール・ド・グラス氷河にて、アイゼンとピッケルでの歩行訓練。 シャモニーから登山電車で30〜40分のモンタンベール駅下車、氷河の上までは100m以上梯子等で下り降り立つといった感じ。2時間程度の歩行訓練で終了。 8月4日 エギュイーユ・デュ・ミディ山(3842m)までロープウェイで登り、ガイドとアンザイレンしてアイゼンとピッケルでの歩行と高度順応の訓練。 ザイルの張り加減、アイゼン歩行、ピッケルワーク等基本練習を2時間程行った。曇り空ではあったが周りの山々を眺めながら自分としては順調に訓練終了。 モンブラン登頂をあすに控え、アイゼン、ピッケルでの歩行で、体力がもつのか不安になる。 8月5日 モンブラン登頂に出発。 天候は曇り。6:15ホテル発、登山電車の始発駅ルファイエに向かい、7:20発8:30頃登山口の二―デーグル駅(2380m)に到着。ガイドとペアを組んで今日の宿泊場所のグーテ小屋(3800m)に出発。グーテ小屋までは雪がないので、アイゼンピッケルは不要。 前半はガレ場の登山道で驚くほどの急登はない、後半は標高差800mのほぼ切り立った岩稜を登る。グーテ小屋は岩稜を登りきって50mほどトラバースしたところにあるが、下からは全く見えない程岩稜の傾斜が立っている。登っても登っても岩山が続いている感じ。 13:30グーテ小屋に到着。小屋の周辺からは景色一変、雪山となっている。昼食を食べて、休憩。 8月6日 1:30起床、パンとチーズをかじり2:30ヘッ電を付けて出発。訓練通りガイドと1−1でアンザイレンしてガイドのうしろをアイゼン、ピッケルでついて行く。天候は晴れ、風はそんなになく思ったほど寒くない、暗い中黙々と進んでゆく。心配していた高山病症状もなく、体調は良いがどのくらい歩けるかは最後まで不安であった。時々見上げると先を行くパーティのライトが見えるが、とんでもない高さのところに光が見える。先のことを思うと憂鬱になるが、幸いガイドのペース配分が良いのか、疲れは感じなかった。 あたりが白み、日の出を迎えながら、周りが見え始めるとやっとモンブランに登っている実感がわき始めた。長くて、楽ではなかったが体は動いていた、結局休憩は無く6:30頂上に到着。 5分休憩のあと、帰路につく。同じ経路をたどり、8:30分グーテ小屋着、30分休憩。デポしておいた荷物をまとめ、一気に下る、二―デーグルの駅に12:20分着、ホテル着14:30。長い1日であった。 8月7日 本来は予備日。天候雨。昨日でなくて良かった。休養日ということで、道具の整理、買い物に充てる。 8月8日 天候曇り。予備日であるが、オプションで外岩クライミングの希望を出すが、昨日の雨で屋内クライミングに変更。バスで隣町まで行って、ガイドの指導でクライミング。 屋内のジムだが、30mはありそうな壁で結構楽しめた。 8月9日 7:30ホテル発、車でジュネーブまで。9:30ジュネーブ着、成田へ。 8月10日 成田着。 ガイド登山ということで、安全面の心配はなかったが、最後まで体力がもつのか心配であったが、なんとか行ってこれたというのが実感。本場アルプスの雰囲気を味わえたことと、自分の体力レベルがわかったのが収穫であった。 |