食料係雑感
栗 原 幸 子
歌の文句じゃないけれど「今日もポテト、明日もポテト・・・・」と言えるほど、今回の旅ではジャガ芋をよく食べた。帰ってからも話題になり、みんなで笑えるくらいによく食べた。
でも、掘りたてのジャガ芋がこんなに美味しいとは、日本でも食べたことがないほどだ。
レーの街中の道端で、近くの畑でとれた野菜をならべて売っている。地元の人達にまじって見て歩き、いちばん旨そうなものを2キロほど買ってくる。色々な野菜も。
これがレー滞在中の日課になっていたほどだ。
ホテルのキッチンに頼んで、ボイルしてもらい、塩・バター・醤油などをつけて食べた。
ホテルは食事つきで、三食作ってもらえるのだが、口にあわないメニューも多く、私達のわがままからだけではなく、健康維持のため手作りの食品を付け加えることが多かった。私達があまりにもジャガ芋を食べたので、ホテル側のメニューにもジャガ芋が何度も登場するようになってしまった。
私達が食べた献立を書いてみると、ジャガ芋はボイルしてもらい、熱いうちにだしてもらうよう注文つけた。玉ねぎ・ピーマン・大根・人参は千切りにして、生でたべる。 トマトは切ってそのまま食べる。なすは皮をむき一口大に切り、塩をすこし入れてゆがき、水気をきっておろし生姜と醤油でたべた。姫竹の子はおかかで煮付けた。
サラダは持参した缶詰のカニを大皿の真ん中に盛り、外側へだんだんに玉ねぎ・シーチキン・大根の千切り・トマトのくし切りを並べ、青みに大根の葉の塩もみをちらし、醤油や塩で食べるようにした。我ながらよくできたと内心思った。
マヨネーズかドレッシングがあれば、もっとうまかったのになー¥¥¥¥¥¥¥¥
レーのホテルの隣の家に遊びに行き、民族衣装を着せてもらって写真をとったり、畑を回って、大根を抜いてもらった。おろし金は森田先生がレーの街でみつけて買ってきたものを使わせてもらい、大根おろしを作ってたべた。
いつものことだが、大根とジャガ芋はよく食べる。
調子の悪い人が出たのでお粥もよくつくった。電気ポットは大変便利だった。お粥もよくできる、なすをゆでたり、菜をゆでたり、ポテトの残りを醤油で煮たり、役にたった。
レーの街のまわりでは野菜がとれるようで、日本と同じようなものが街中の露店や市で売っている。ジャガ芋・大根・玉ねぎ(直径3〜5cm位で葉がついたもの)・人参かぶ・フダンソウ・キャベツ等、八百屋では、なす・いんげん・ねしょうが・にんにくピーマン・トマト・りんご・バナナ等を売っている。りんごは木箱に入っていたので、どこか遠くから仕入れた物かもしれない。
秤がおもしろい形をしたものだったが、それ以上に不思議なのは、どの品物を買っても一緒に計り、値段が同じということだ。単価の違いはないのだろうか。
ホテルの隣家の犬にかまれたり、色々な事あったが大変な旅だった。