第13日 9/15 (金) 行程 レー→デリー空港→カニシカホテル
記録 加 藤 俊 夫 天気 晴れ 雲少しあり

5:40 起床 今日飛べるのか一抹の不安を胸に。 6:00 大ザックなどバッケージアウト・軽い朝食 7:05 タクシーでレーの空港へ。 8:00 チェックイン手続き開始 9:10 機内に入る。

9:30 離陸 ラダックのオアシス レーの街を眼下に別れを告げる。 10:30 デリー空港着 11:00 カニシカホテルに到着 タクシー3台に分乗で(110Rp+チップ) 12:00 サンジャイ氏の出迎えを受け、その後ホテル各部屋で休憩。 14:00 ミーティング その後 ショッピング 新装のセントラルコテージで。

19:00 夕食 中華レストランで。コンノートプレースE8 SERCOSレストラン。 20:30 ホテル帰着 徒歩でぶらぶらとホテルへ

ホテルを出るときは、まだ確実に飛行機に搭乗できるという見通しはなかった。いよいよアマチュア集団苦心のレー脱出行である。お世話になったホテルのオーナー兄弟が同行し、強引な立ち回りで9人の座席が確保できた。9人中7人はランクが上の席、森田千里さんが遠慮され、残る一つをジャンケンできめる。「私は弱いんだ」と言っていた藤井さんが、負けのこりとなる。機内食まで差があったとはおきのどく。

チェックインが始まったが、超スロー、荷物を透視する機械の故障で、すべて係官の手作業である。機内持ち込みのバッグはすべて徹底的にチェックされ、電池・ライターマッチ等すべて取り上げられ、預かりか大ザックへ入れるかの処置となる。これが延々と続き、乗客はいらいら。

やっと離陸、何となくホッとする。「乾いたMOON SCAPE OF INDIAよ さようなら」!見慣れたはずの景色、濁流のインダス、痛いほど乾いた鼻、そして幽かな雪嶺の輝きに後ろ髪が引かれる。

しかし、わずか数分でハイライトが始まった。天をつく何千の鋭い頂、氷河が氷壁が雲を走らせ悠久の山並みに幾何学模様の線条痕を刻み付けている。

至福の時、今ありてこその幸せを、この風光の中で痛切に思う。チャンドラタールを思わせる一瞬の湖の蒼、マナリ付近から一気に緑を加え、巻雲の下に広がるインド亜大陸の村や街、それらを眼で追った一時間だった。

第14日 9/16 (土) 行程 カニシカホテル ステイ 国立博物館見学
記録 藤井 日出子 天気 晴れ

6:00 起床 8:30 朝食 森田千里先生がマナリに帰るので、お別れの朝食会(ジュース・パン・卵・ウインナー等のバイキング) 9:30 森田千里先生空港へ 全員で見送る。「お世話になりました」・自由行動 買物 ・カニシカホテルで昼食

13:00 デリー市内の国立博物館へ、サンジャイ氏の車で出かける。15:30 カニシカホテルに帰着・自由行動 買物 20:50 夕食 サンジャイ氏のご招待のディナー

23:00 就寝

95年ラダック隊の旅も終盤となり、2週間にわたり、私達の旅をリードしていただいた森田千里先生がマナリに帰る日となった。当初の予定では、私達がマナリに滞在してお別れする筈だったのが、先生にデリーまで送って頂くかたちになってしまった。 ホテルのロビーで別れを惜しみ、車を見送る。

午前の自由行動のあと、一階のレストランで昼食。昼には食パンは出さないという妙なしきたりに首をひねる。

午後、サンジャイ氏の車で国立博物館へ送ってもらう。インド門の近くの博物館は、インド大陸4000年の歴史的な遺物を展示している3階建ての建物で、1階が有史前から10世紀までの考古学関係の展示となっている。

入場料は無料だが、入り口でボデーチェックがあり、ちょっと複雑な気分だった。

数多くの仏像やヒンズー教の像が展示されており、インドの長い歴史や文化の深さ、豊かさに感激した。

夕食はサンジャイ氏のご招待でオールドデリーの THE VILLAG BISTROに彼のご家族とともに出向く。ここはカニシカから15Kmもある湖畔のレストランである。インド音楽の生演奏もあり、高級なインド料理はやはりおいしい。ビールは今回の旅では最高の味だった。ごちそうさまでした。

第15日 9/17 (日) 行程 デリー→ジャイプール (225Km)
記録 栗 原 幸 子 天気 晴れ

4:30 起床 夜中に風呂場の天井が落ち、電話が何度も鳴り、少々睡眠不足。 6:05 朝食抜きで、手荷物を積込み、マイクロバスで出発。サンジャイ氏の番頭さん 同行。 6:25 カニシカホテルのフロントマン乗り込む。今回の旅のガイド役。

7:10 車の大渋滞に遭遇。近道か回り道を考え、土手に登ろうとして砂にはまる。

7:40-9:00 いろいろと試みたが脱出できず。トラクターを連れてきて牽引で脱出。

9:47-10:20 朝食 HARYANA洲のJONGLE BABBLER(コーラ・オムレツ・サンドイッチ) 出発 まだジャイプールまで 133Kmmもある。

14:15 アンベールの街に入る。アンベールの丘城見学。 15:40 水の宮殿見学

16:15 ジャイプール市街 ピンク市にはいる。街の建物がすべてピンク色。

16:23 昼食 LMBというレストラン(サモサ・チーズ・野菜バーガー・ビール等)17:10 出発 風の宮殿で写真撮影。

17:30 ホテル到着 最高級五つ星のシェラトンに泊まる。感激!

18:00 各部屋で休憩。シャワーを浴びる。インドで初めてたっぷりお湯が使えた。

20:50 夕食のためホテルを出る。

21:00 チャイニーズレストラン(THE GOLDEN DRAGON) で、日本風のメニューあり。

(揚げワンタン・餃子・パインジュース等)

22:50 ホテル帰着、各自部屋へ。

早朝から行動を起こす日が多いのもインドの旅の特徴だ。バララチャ越えが出来なかったおかげで、日程に余裕がてき、思わぬ旅が今日から始まる。

ジャイプール・アグラをまわる、ゴールデン トライアングルのコースである。三日間で約600Kmをバスで走る忙しい行程である。このコースは初めてという人、もう三・四度目という人もある。

今日のポイントその一はバスのトラブルである。昨年は故障やパンクが何度もあり、インドの旅とはこんなものと思っていたのだが、今回は初めてなので印象に残る。

その二は、ホテル。レーの民宿のようなホテルや寒さに震えたテント泊から較べればまさに天国である。外資系のホテルはインドの雑然とした社会からまったく隔絶された空間であり、地続きの空間であることを疑わしく思えるほどであった。

その三は、チャイニーズレストラン。メニューにワンタンがあった。衆議一決全員とることに決まった。みんな中華スープたっぷりで熱々のワンタン麺を想像していた。

待つことしばし、皿に盛られたワンタンがテーブルに、みんな唖然とする。しかし、あんかけの味がよく、たいへん美味しかった。

第16日 9/18 (月) 行程 ジャイプール→アグラ (174Km) 記録 加 藤 俊 夫
記録 千代田 徳子 天気 晴れ 気温 かなり暑い日 記録 加 藤 俊 夫

5:30 起床 今日も強行軍 もっとホテルを楽しみたい。 6:45 6:30ロビーに集合し、アグラへ向け出発。 7:15 リンゴとバナナを購入。みんなに分ける。 7:30 洲境 料金所 (20Rp) 8:30-8:40 朝食 ガーチョク(ピロシキ風のもの)・チャイ・コーラ 9:30 MAFUWA市にてガソリンを入れる。

11:00 ウッタラプラデッシュ バード公園 12:20-13:40 昼食 レストラン GULISTAN 14:40 ファテプールシクリ見学 水不足で数年で立ち去った幻想的廃墟

15:30 ファテプールシクリ出発

15:40°16:40 タージ・マハル到着 見学 17:00 ホテル到着 ムガール シェラトン

19:30 夕食 ホテル内の中華レストラン 21:00 就寝

昨夜は最高だった。ツモレリ湖畔の小川が流れる草地もいいが、特Aの五つ星はよかった。夕食までの時間が長かったので、素敵なレストランで赤いキャンドルを灯し、ちょっと一杯やってみたかった。ある先生は記録で忙しいから駄目、ある先生は夕食時の一杯があるから駄目と断られてしまった。

それなら一人でと、ケーキと紅茶で夢のような一時をすごした。ロシアケーキもオーダーし、話せない英語で残ったものを箱に詰めてもらったり、美人のサリー嬢とお話したり、キャンドルの灯は静かにゆれて、いい夜だった。

夜明け「ホテルの中庭に孔雀が遊んでいるよ」と柿沼先生から電話があり、羽根ひろげゆったりとした二羽をみる。なんともいい景色、ゆうべの飲み過ぎもふっ飛んでしまう。

朝、ホテルのロビーの素晴らしい彫刻のまえで、幸ちゃんとパチリ、壁画の前で森田先生とパチリ。

明るくなってホテルを出る。これからが大変、アグラに向かって約170Kmの道のりを東へ東へと走るのだ。すでに街の雑踏は始まっている。

犬や牛、鳥や人、ねずみや車、みんな一緒にインドの朝は生き生きしている。ハイウェイにも牛や羊の群れ。朝食を売っている店、ちょっと美的ではないが、何とも絵になる風景だ。車の走り方の無茶なこと、眠くても目が離せない8時間。事故にならないのが不思議なくらいだ。

ヒヤヒヤしながらも飽きてしまった、母校の校歌や応援歌も勢いよく聞こえてとっても楽しい12人乗りのバス。

タージ・マハルは聞いていたとおり実に素晴らしいものでした。きてみてよかったと痛感しました。

第17日 9/19 (火) 行程 アグラ→デリー(カニシカで休憩)→デリー空港
記録 山 崎 晃 天気 晴れ

4:00 モーニングコール 起床 快適なホテルなのにこんなに早く起こされて 4:40 4:30ロビー集合 4:40 デリーめざして出発 (約200Km) 5:45 デリーまで 150Kmの地点通過 6時をすぎて明るくなる。 6:35 デリーまで 100Kmの地点通過 6:39-7:00 レストランに立寄りモーニングティー

8:00 デリーまで 55Kmの地点通過 8:40 デリー市に入る。

9:20 カニシカホテルに到着 部屋に入る 休憩 荷物整理 シャワー等

11:30-12:30 昼食 1階のレストラン (チキンソティー・ジュース・ティー )

13:20 サンジャイ氏の店の前に集合 13:35 カニシカホテルを出発 14:05 デリー空港国際線ターミナル着 しばしの間待機

15:10 メインザック ボーディングカード終了

・加藤さん 昼頃より体調が悪い。腹痛 空港内で薬・ホカロン等で手当。

16:00 セキュリティーチェック終了

17:00過ぎ 搭乗開始

18:07 デリー空港離陸 バンコクに向かう。

19:40-20:10 夕食 機内食が配られる。

21:40 バンコク国際空港着 《時差修正 1時間半 (+1:30)》

ムガール帝国の王宮にでもいるような雰囲気である大理石造りのこのホテルで、ゆっくりしたいところだが、今日は長駆一番、二十数時間で成田まで突っ走る日である。

昨夜の酒盛りで遅かったので、4時間弱の睡眠だった。気持ち良く過ごせた部屋をあとに暗く静かな廊下を歩く、大理石の床に足音を響かせ、やや明るいロビーに到着。

外はまだ暗い、車が玄関前に来る。ホテルの駐車場にあったらしい。彼らは車のなかで一夜を過ごしたのだろうか。

早朝の街に出る。昨日と同じように、瞬時にインドの空間に転換する。さすがに静かであるが、走りだしてまもなく、朝の生活をかいまみることが出来た。

茶屋に集う人々は朝食をとっているのだろうか。助手がこの街に詳しいのか、右に左にと何度もまがりながら、デリーへの街道に出る。

ゴールデントライアングルの主要道路にしてはお粗末な道だ。所々片側2車線の立派な道になるのだが、すぐに狭い悪路となる。何時になったらアグラ・デリー間のハイウェーは完成するのだろうか。

思ったより早くデリーに帰りつくことができた。カニシカホテルでの休憩は有り難かった。短い時間だったが有効につかえた。

第18日 9/20 (水) 行程 バンコク国際空港→成田空港→解散各自宅へ
記録 山 崎 晃 天気 晴れ 雲おおし

0:20 飛行機動きはじめる 0:38 離陸 《時差修正 2時間 (+2:00)》 6:15 日の出 6:27 室内燈点灯

7:00-7:20 朝食 機内食が配られる。

夜明け前から、ずっと雲の上を飛ぶ、天候がよいとは言えない。

7:50 成田空港着陸 8:30 大ザック等荷物を受け取る。

8:50 到着ロビーにて解散 以後各自の行程で自宅へ

成田に近付くと雲もきれて、海面がきらきらと光って見えた。思いの外好天だった。飛行機の着陸で「ああ、帰ってきた」と感じる。税関も検疫もフリーパスのように早かった。到着ロビーにて解散宣言。お疲れ様¥¥¥¥お世話になりました。

目次 》《第1日〜6日 》《第7日〜12日